DJIは、大型カメラの搭載が可能なスタビライザー「Ronin 2」を発表した。2017年の第2四半期(6月頃)発売予定で価格は未定。

Ronin 2は、拡大したカメラケージと延長可能な50mmのアームが搭載され、一眼レフカメラから映画撮影用のカメラやレンズに対応。ジンバルモーターは、最大13.6kgまでのペイロードに耐えられる。内蔵GPSとエンコーダ付きモーターで、1ピクセル単位より精密な0.02度の正確さを維持し、時速120kmを超えるスピードにも対応可能。

■DJI Ronin 2で撮影された短編映画「Legacy」メイキング映像

取り外し可能なグリップで、標準的な手持ち型やジブクレーンのセットアップ、Ready Rig(レディリグ)、ケーブルカム、車両やドローンへの搭載も可能。ステディカムを取り付けるための2軸オペレーションモードや、シーンごとの移行がスムーズに行えるクイックリリースマウントの搭載により、安定した操作性を実現。

新たに設計された2.4GHz送信機は干渉を最小限に抑え、2人のオペレーターが離れた距離からでも操作可能。新しい軸固定レバーと微調整用のダイヤルはバランス調整を提供し、Auto Tune Stability機能は、モーターのパラメーターを制御し、わずかな時間で調整する。輝度1,000nitのタッチスクリーンが内蔵され飛行中でも、ジンバルの設定や取り付けられたREDカメラの操作を直接行える。

Ronin 2のカーボンファイバー・フレームはモノコック構造の手持ち型スタビライザー。折りたたみ式の脚で、スタンドを別途使用することなく撮影中にプラットフォームを地面に置ける。モーターは防滴設計で、電源とデータポートを内蔵している。カメラケージ部分に14.4V(合計8A)ポートが4個、パンモーター部分に12.6V(合計4A)ポートが2個、バッテリーマウント部分にP-Tap 12.6V(4A)出力1個を搭載。

2個のホットスワップバッテリーで、電源を落とすことなく作業を行え、バッテリーは電力を同時、あるいは片方づつ使用してジンバルとRED Dragonを2時間半動作が可能。Ronin 2は「INSPIRE 2」と同じ超高速充電、大容量、自己発熱型バッテリーを使用しているため、バッテリー管理が容易で、−20度の超低温環境下でも電源を確保できる。バッテリーシステムは取り外しが行え、12volt P-Tapを使用するカメラやアクセサリーに電力の供給が可能。

ジンバルアシスタントのモバイルアプリでは、複雑なカメラの動きも捉えられるスタジオ向きの機能が搭載された。新しいパノラマモードは、カメラのセンサータイプやレンズの焦点距離、ユーザー指定のオーバーラップ率を反映したパノラマの静止画を自動的に作成可能。新しいタイムラプスモードは、撮影ルートの異なるポイント上で、複数の動きやカメラアクションをプログラムでき、リアルタイムで映像の確認が行える。

CamAnchorモードは、特定の場所で任意のジンバル方向を記録して、カメラが移動してもワンタッチ機能で記録した方向に戻せる。また、スムーズトラックシステムのアルゴリズムのアップデートにより、オペレーターの動きとタイミングをあわせ、カメラが動いても安定した映像を提供する。

同社シニアプロダクトマネージャーのPaul Pan氏は、次のようにコメントしている。

Pan氏:Ronin 2は、カメラの操作体験の全てを劇的に高める、DJI史上最も優れたスタビライザーです。今日の映像プロフェッショナルのニーズを満たすために、全面的に新しく設計されたRonin 2は、どのような状況下においても、驚異的なシネマレベルの映像を簡単に実現します。

なお、Ronin 2は2017年4月22日から27日(米国時間)に米国ラスベガスで開催しているNAB2017の同社ブース(セントラルホール/C2807)にて展示されている。