2人の子供を連れた母親、アメリカン航空の機内から降ろされる(出典:https://www.facebook.com/surain.adyanthaya)

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このほど報じられている、アメリカン航空機内でのCAと女性客、そして他の男性客のトラブル。アメリカン航空側は謝罪し、問題のあった乗務員を業務から外すことを発表しているが、現在公開されている動画からは分かりえない事実が同乗していた搭乗客の証言から明らかになってきた。証言によるとバギーをめぐってCAと女性客がもみ合いになった際、「先にこの女性客がCAを押し、バギーを持っていたCAがバランスを崩したため、バギーが傾き女性の顔に当たってしまいました」という。テックインサイトでは事実関係をより明確にお伝えするため、引き続き関係者に取材を試みている。

4月21日の金曜の夜、米サンフランシスコ空港からダラス・フォートワース空港に向けて出発予定だったアメリカン航空591便の機内で、「折り畳み式バギー」の持ち込みについて女性乗客とCAが言い争いになった。

アルゼンチン出身のこの女性客は、2人の幼児を連れて折り畳み式のバギーを搭乗口で預けずに、そのまま機内に持ち込んだ。女性客によると、搭乗前に女性CAから「座席上の荷物棚に入れられるスペースがあるかどうか探してみてください」と言われたことで、搭乗後は荷物棚に空きがないかどうか探していたようだ。

ところが別の男性CAが「バギーは機内持ち込みはできない」と注意し、女性客からバギーを奪おうとした。すると女性客は「荷物棚の空きがあればそこに入れてもいいと言われた」と主張しバギーを放そうとしなかったため、男性CAとの間で口論になったという。

機内に搭乗していた複数の目撃者の一人で、ファーストクラスの最前列の座席に座っていたトム・ワトソンさんは「女性がCAからバギーの持ち込みを禁じられると女性は叫び出しました。バギーを暴力的に奪おうとするCAを拒否し続け、バギーを掴んで放さなかったので、CAはセキュリティスタッフを動員させました。すると事態がどんどんエスカレートしていきました。機内前方部で女性は泣き出し、CAと共に通路を陣取ってやり合っていました」と話している。

また、搭乗しようと8歳の娘と共にドアのところに立っていたオリビア・モーガンさんは「CAは女性から無理やりバギーを奪おうとしていました。女性は1人の子供を腕に抱えていて、もう1人の子供はカーシートに乗せられ母親の横にいました。CAが無理強いしメタル製のバギーを振り回すような形で取り上げたので、すんでのところでカーシートに乗っていた子供に当たるところだったのです」とその時の様子を語った。

CAが取り上げたバギーは、女性に当たり子供にまで当たる寸前だったことからその様子を見ていたオリビアさんは、その男性CAに「何をしてるの! もう少しで子供に当たるところじゃないの!」と言うと「口を挟むな!」と暴力的な口調で言われたという。

さらに、この光景を見かねたファーストクラスの座席に座っていた男性客が座席から立ち上がり、別のCAに「男性CAの名前はなんていうんだ」と尋ね文句を言うと、男性CAはまたも「口を挟むな!」と指さして発言したために、その男性客はCAの目の前に立ちはだかった。すると男性CAは「やれるもんなら殴ってみろ!」とジェスチャーを交えて挑発し「何も知らないくせに!」と男性客に捨て台詞を吐いた。

結局、「バギーを返して!」と泣き叫んでいた女性客と子供2人は機内から降ろされた。終始、この男性CAの口調は攻撃的で暴力的だったと目撃した乗客らは話している。オリビアさんは「結局CAによって違うことを言われたわけですよ。でも、女性はバギーを搭乗口で預けておく必要があったと思う」と言い、トム・ワトソンさんは「女性はバギーを持ち込むべきではなかったのに持ち込んで、CAから注意を受けても手放そうとせず叫んでいたので非は女性にもあるとは思うが、かといってあのCAもプロとしての意識に欠けていた」と両者を非難した。