ニール・ヤング、自身の高音質ストリーミング・サービスを発表

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 3年前、ニール・ヤングがクラウドファンディングで資金を調達し、<ポノ・ミュージック>という高音質専用のオンライン・ミュージック・ストアと連動したオーディオ・プレイヤーを開発しようとした。ところが当初の目標額をはるかに上回る資金が集まったにも関わらずこの事業は頓挫し、2016年7月よりストアはオフラインになっていて、会社のフェイスブック・ページには不満を募らせた顧客が多く見られる。

 2017年4月21日にカナダのCBCニュースが伝えたところによると、音楽を高音質で提供したいというヤングの熱意は冷めていなかったようだ。今度は<Xstream>(エクストリーム)というハイレゾ音質ストリーミング・サービスを開始すると彼は<ポノ>のコミュニティ・サイトを通じて発表した。

 “通信環境に応じてビットレートを変化させ”、“完全なハイレゾ再生”を可能にするというこのストリーミング・サービスを、シンガポールの企業Orastreamと協力して実現したと彼は綴っており、「8か月以上もの間、私と少人数のチームは別の可能性を探っていた。高品質な音楽を低価格でたくさんのリスナーに届ける方法を見つけることが私たちの目標だった。<Xstream>は通信状況に応じて最高の音質のビットレートでストリーミングできる。単独のハイレゾ・ビット・パーフェクト・ファイルが、基本的に必要に応じて圧縮されるので音楽が途切れることがない」と自信をのぞかせている。近い将来ヤングの作品は全て<Xstream>で配信される。

 ヤングはまた、<ポノ・ミュージック>の前途多難なスタートを認め、<ポノ>独占ファイルがとんでもなく高価だったこと(アルバムが$20〜$30(約2,200円〜3,300円)、楽曲は$1.99〜$2.99(約220円〜330円))も、うまくいかなかった要因の一つとして挙げた。「全ての楽曲はその音質に関わらず同価格であるべきだ。本物の品質に対して高い料金を請求せずにリスナーに何を聴きたいのかを判断してもらうべきだ。そうすれば品質がエリート的なものでなくなる。ハイレゾの値段が割高なら、リスナーは安価な選択肢に流れてしまい、高品質なものを聴くことがない」と彼は綴っている。投資家への売り込みは難航しているようだが、この事業を進めていくつもりだという。