日本人監督作品の上映は10年ぶりの快挙!

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 寺島しのぶが主演し、新鋭・平柳敦子監督がメガホンをとった映画「Oh Lucy!(オー・ルーシー!)」が、第70回カンヌ国際映画祭批評家週間で上映されることが決定。日本人監督作品としては、第60回カンヌ国際映画祭の同部門に正式招待された吉田大八監督作「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」以来、10年ぶりの快挙となった。

 第67回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門(学生部門)で上映された桃井かおり主演の同名短編映画をベースに、同作を手がけた平柳監督が新たな物語を書き加えて長編映画化。何事にも満たされない日々を過ごす43歳の独身OL・節子(寺島)がふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京とLAで大騒動を巻き起こす様を描いている。寺島のほか、南果歩、忽那汐里、役所広司ら豪華キャストが結集し、「パール・ハーバー」「ブラックホーク・ダウン」などで知られるジョシュ・ハートネットが参加している。

 短編映画「もう一回」が「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2012」のジャパン部門最優秀賞&東京都知事賞を獲得し、さらにグランプリにも輝いたことで注目を集めていた平柳監督。念願の長編デビュー作を手がけたことについて「二つの文化で構成された素晴らしいスタッフとキャストの皆さん、そしてこの映画の完成に貢献して頂いた全ての方々に感謝の気持ちで一杯です」と感動しきり。「現在の混沌とした世界情勢の中、カンヌという場で“映画”を通して少しでも色々な国の皆さんと繋がりが持てることを何よりも嬉しく思います」と思いの丈を述べている。

 「日米合作ということもあって、撮影中は苦労もたくさんありました」と振り返る寺島。世界三大映画祭(独ベルリン、仏カンヌ、伊ベネチア)に名を連ねるカンヌ国際映画祭での上映については「主人の母国であるフランスの映画祭なので、家族共々喜んでおります。海外の方々に、この映画を見ていただけることが嬉しくてなりません」と語っている。

 同じく南、忽那、役所も今回の快挙に喜びの声。「平柳敦子監督の情熱、経験、ユーモアがあふれる『Oh Lucy!』がカンヌ国際映画祭に出品されるという知らせを監督から直接受け取りました。カンヌでどんな風に受け止められるのか、ドキドキしながらも楽しみでなりません」(南)、「とにかく一生懸命に、どんな環境でも真剣にみんなで向き合えた作品なだけに、今回のカンヌ国際映画祭の出品は本当に嬉しく思います」(忽那)、「きっとカンヌ国際映画祭のお客様に愛される作品だと信じています。平柳敦子監督おめでとうございます!」(役所)と歓喜のコメントを寄せている。

 「Oh Lucy!(オー・ルーシー!)」は、年内公開。