高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備問題で、韓国では中国人観光客の客足が明らかに遠のいたようだ。では、韓国旅行をやめた中国の人たちは、どこに向かっているのだろうか。中国メディア・中国新聞網は22日、日本の観光業界が上海での世界観光博覧会で積極的なPRを展開していることを伝えた。(イメージ写真提供:123RF) 

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 高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備問題で、韓国では中国人観光客の客足が明らかに遠のいたようだ。では、韓国旅行をやめた中国の人たちは、どこに向かっているのだろうか。中国メディア・中国新聞網は22日、日本の観光業界が上海での世界観光博覧会で積極的なPRを展開していることを伝えた。

 記事は、韓国観光公社が12日に発表したデータで、今年3月に韓国を訪れた中国人観光客の数が前年同期比で39.4%減少し、中でも3月16日から4月9日では同63.6%減と特に大きく落ち込んだことが分かったと紹介。この状況が続けば、年間の訪韓中国人客数は前年比で52%減少する見込みであるとした。

 一方で、日本の外務省は21日に中国人の訪日ビザ発給要件を5月8日より緩和することを決定し、中国人観光客をさらに呼び込もうとしていることを説明。業界関係者の話として「ビザ緩和、韓国旅行の不振により、今年の訪日中国人観光客は昨年より少なくとも25%増える見込みである」と伝えている。上海にある国際旅行社のマーケティング責任者によれば「東南アジアを目的地に選ぶ中国人がいる一方で、若者を中心に日本旅行をする人も激増している」とのことだ。

 記事は、日本の観光業界には韓国旅行をやめた中国人観光客が東南アジアに流れる可能性があることを警戒していると紹介。「韓国の旅行商品よりも日本の旅行商品はかなり高い。値段的に東南アジアを選ぶかもしれない」という日本国家観光局上海事務所・尾崎健一郎副所長の話を紹介。そして、同博覧会では日本が最も多くのブースを出し、様々な種類の展示を行っていたと伝えている。

 中国では29日から5月1日までメーデー3連休を迎える。そして5月28-30日には端午節の3連休もある。初夏の旅行シーズン、より多くの中国人観光客を呼び込むのは、どこの国だろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)