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iCloudのサービスに含まれる「iCloud Drive」は、アプリで作成した文書の保存場所として、パソコンとの間で文書を受け渡しするつなぎ役として、便利に使えるオンラインストレージだ。iCloudのアカウントを作成すれば割り当てられる5GBの範囲内であれば、どのような文書を保存してもかまわない。5GBで足りない場合には、有償となるが増量も可能だ。

しかし、iCloudストレージを普通のオンラインストレージとして使うのは惜しい。せっかくiOSと密接に連携できる機能があるのだから、それに相応しい使いかたをすべきだろう。

iCloudストレージならではの使いかたを1つ挙げるとすれば、共有機能の活用だ。メールの内容を独立したテキストファイルとして保存したいとき、WEBページで見つけた興味深い文書をスクラップブックのように切り抜き保存したいとき、対象範囲を指定したあと共有画面を開き、「iCloud Driveに追加」を選択すればいい。あとは保存先のフォルダを指定すれば、その内容がテキストファイルとして保存される。

『メモ』に貼り付ければいいだろうという意見も聞こえてきそうだが、独立したファイルとして保存しておけば、メールに添付したり、AirDropで近くのiOSデバイスやMacへ直接転送したり、活用の幅が広がる。iCloud Driveに対応したサードパーティーアプリで読み取ることも可能になるので、『メモ』より使いみちは豊富だ。

なお、iCloud Driveに保存するときは、ファイル名が「Text File.txt」に決め打ちされてしまう。変更はできないが、保存後のファイル名修正は可能なため、必要であれば『iCloud Drive』アプリを使い変更しておこう。

○操作手順をカンタン解説

(海上忍)