中国のネットを中心に活動する人気コメンテーターの「假装在紐約」氏はこのほど、「中国人はこれまでに多くの愚かな請願をホワイトハウスにしてきた」とする文章を掲載した。

写真拡大

2017年4月24日、中国のネットを中心に活動する人気コメンテーターの「假装在紐約」氏はこのほど、「中国人はこれまでに多くの愚かな請願をホワイトハウスにしてきた」とする文章を掲載した。以下はその概要。

米ホワイトハウスの請願ホームページ「We The People」で、米ユナイテッド航空が過剰予約を理由に乗客を機内から引きずり降ろした騒動の真相究明を求める請願に、規定をはるかに上回る21万人の署名が集まった。乱暴な扱いを受けた男性は当初「中国系」と報じられていた。この請願を行った人物(#ChineseLivesMatter)は、英国に留学中の18歳の中国人男性と判明した。被害男性はその後「ベトナム系米国人」ということが明らかになり、この中国人少年による請願は「英国在住の中国人がベトナム系米国人のために米ホワイトハウスに請願する」という奇妙な図式へと変化してしまった。

米国で中国系住民に関連する事件が起きると、「義憤を覚えた」中国人がホワイトハウスに請願するのは恒例となっている。米メディアは数年前「ホワイトハウスに提出された7件の狂った中国人の請願」と題する記事を掲載し、「自国の検閲で挫折した中国人はホワイトハウスの請願サイトを使って文句を言っている」と指摘している。

その代表例が、約20年前に北京の清華大学で発生したタリウム中毒事件「朱令(ジュー・リン)事件」の「犯人」とされた米国在住の孫維(ジャスミン・スン)さんの身柄拘束と国外退去を求めた2013年5月の請願だ。この請願は、猛毒のタリウムを何者かによって摂取させられた結果、視力や言語能力などに重い障害を負った朱さんの境遇に同情する14万人の署名を集め、英BBCも深刻に伝えた。だが孫氏が「犯人」であったかどうかは不明(警察は証拠不十分で彼女を釈放している)であり、すべてはネット上の憶測による「請願自体が非常に愚かなもの」だった。

また、「オバマ大統領と結婚する」など自信過剰すぎる結婚相手の条件をぶち上げて中国全土で話題になった元スーパーマーケット店員「鳳姐(鳳姉さん)」こと羅玉鳳(ルオ・ユーフォン)さんについて、米国政府に彼女の中国への帰国禁止を求める請願もあった。請願には「われわれは羅玉鳳を中国に帰国させないことを米国政府に求める。彼女は非常に危険な人物であり、国際的な安全保障に深刻な脅威をもたらすが、中国政府は彼女をどうすることもできない。米国政府がこの問題に真剣に対処することを望む」と記されていた。(翻訳・編集/柳川)