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メルクは、水銀フリーのUVランプを採用した、ラボ用超純水製造装置「Milli-Q IQ 7000」を6月1日より発売することを発表した。

「Milli-Q IQ 7000」の最大の特長は、有機物を酸化分解するための「ech2o 水銀フリーUVランプ」を搭載していること。これにより、超純水装置からの水銀の廃棄がなくなる。

また、スマートフォンのように直感的に操作でき、水質情報やメンテナンス情報などのすべての情報にアクセスできる大型のタッチスクリーンを搭載。同機能では、消耗品交換方法をスクリーン上でナビゲートしてくれるため、消耗品交換方法が分からないと悩んだり、取扱説明書を探したりする必要がない。装置本体は、ラボ環境にあわせて好きな場所に設置可能で、複数の超純水使用箇所が必要なラボでは最大4台のQ-PODを接続できるなど、ラボスペースの有効利用にも貢献するという。

さらに、トレーサビリティは、採水ごとに採水レポートが自動作成されるのに加え、水質履歴はアーカイブされ、装置の状態とともにいつでも参照できるなど進化しているということだ。また、採水速度を8段階から選べる使いやすいディスペンサー(1滴〜2リットル/分)が搭載され、目的に応じた速さで採水可能となっている。

なお、同社のラボラトリーウォーター事業部長 杉瀬純氏は、次のように述べている「近年、水銀を含めた環境負荷物質の使用規制や禁止の動きが世界的に広がっています。これまでの超純水製造装置では、有機物を酸化分解し水質を高めるために低圧水銀UVランプの使用は避けられないものでした。超純水製造装置は2017年末に法律で販売停止を求められている特定水銀使用製品には指定されておらず、今後も水銀が含まれたUVランプを使用することは可能です。しかしながら、私たちは超純水製造装置のトップメーカーとして水銀フリーのUVランプの開発にこだわりました。この新しいMilli-Qは、メルクの技術革新力を結集させたものであり、地球環境の保全に貢献できると確信しています」。

(早川厚志)