「内省的なボス」ヨン・ウジン“ラブコメのプロ?過剰な称賛です”

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ヨン・ウジンは異性とのケミ(ケミストリー、相手との相性) が良い俳優だ。ジェントルなイメージ、しなやかなボイスなど魅力も明確だ。少しずつ力量を積み上げ、いつの間にか信じて見ることができる俳優に成長し、今は「ラブコメディジャンルに最適化された俳優」という絶賛まで聞く。

ヨン・ウジンに最近、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン) のあるカフェで会った。あまりにもイシューが多かったtvN「内省的なボス」だったため、インタビューがプレッシャーになっただろうが、直接面と向かって真剣に悩んだ答えを紐解いてくれた。

「『内省的なボス』を撮影して、4ヶ月近く静かに暮らしたので、今年に入ってこのようにたくさん話をするのは初めてだと思います。私の声がぎこちなく聞こえますね。ハハ」

「視聴率? 内心傷つきました」

「内省的なボス」はラブコメディの名家であるtvNで「また!?オ・ヘヨン〜僕が愛した未来(ジカン)〜」を演出した、ソン・ヒョンオクプロデューサーがリリースする新作という点で、期待値が大きかった。“疎通ドラマ”と公言していたが、結局視聴者とは疎通できなかったという酷評を聞きながら、残念な放送終了を迎えた。

「内心傷つきましたよ。しかし、それ以上に衝撃を受けたのは、視聴率が少し上がった時に、パク・ヘスさんが喜びに酔いしれたあげく、大声を出してファイトを叫んだのが本当に素敵だと思いました。僕は(役作りのため) 現場で淡々としていましたが、感情表現をしないのがとてもウン・ファンギ(役名) に入り込んでしまってたんじゃないかと。使命感でとても重く構えていたような気がします」

ヨン・ウジンは「内省的なボス」という設定のためにダイエットを敢行したが、キャラクターを研究して、プレッシャーとストレスが溜まって8〜9kg痩せた。

「物足りなさが、僕には次の作品のための原動力になるんです。表立った表現はしなくても、内心では歯ぎしりしています。より良い姿を見せるつもりです」

「ラブコメのプロ? 過剰な称賛です」

ドラマに出演しながら「ラブコメのプロ」という称賛を幾度となく聞いて慣れたことだろうに、アレルギー反応を起こすかのように「過剰な称賛です」と言って、恥ずかしがって笑ってしまうヨン・ウジン。

「ラブコメディというジャンルには特性があるのに、監督が上手く作ってくださいました。色をつけていく過程において、今回も僕を信じて下さいましたし。もう一度作業を一緒にするというのがプレッシャーではありましたが、さらにアップグレードさせるという約束を僕ともしました。ラブコメがよく似合う俳優がどんな俳優なのかは分からないですが」

多少貧弱だったストーリーラインは、特別出演した女優ハン・チェアとチャン・ヒジンが完璧に補完した。大きな事情を抱いて投入されただけに、ヨン・ウジンとの呼吸もとても重要だった。彼女たちの熱演に、ヨン・ウジンもある程度心強くなった。

「(ハン・チェア、チャン・ヒジンさんが) ドラマのカラーを極大化させました。ウン・ファンギの過去を垣間見ることができる二人に出会う演技をして、多彩なカラーが繰り広げられたようです。ラブコメディの長所を生かせることが多かったし、言葉がないキャラクターだったのでストレスを受けたりもしましたが、演技的変化を試みることができる始点でした」

「演技論議? 責任と共に痛感しなければならないですね」

「台本修正において、編集の順序の変化があったが、大きい枠組みは維持されたと思います。酷評を聞きつつも、俳優の間の結束力を確かめるきっかけになったような気がしますし。初放送後にマレーシアロケに行きましたが、外国に居るとさらに団結することができました」

男女主人公のケミストリーが何より重要なラブコメディドラマで、女性主人公の演技力論議を見守らなければならないヨン・ウジンの心情はどうだっただろうか。どんなアドバイスがあったかという質問に、彼は「そのようなものはなかった」と用心深く話し始めた。

「演技というもの自体が共にするということなので、誰かに責任を問うのは話にならないと思います。共に責任を痛感できなければならないと考えます。パク・ヘスさんから多くのことを学びました。僕がそれに対して、その分お返しすることができたのか、心残りでした。悩みを一緒にもっと分かち合わなければならなかったのに。心残りがないのは、困難の中でウン・ファンギとチェ・ロウン(パク・ヘスが演じた役名) を演じきろうと、粘り強くやったことです。評価がどうであろうと、僕らはベストを尽くしたと思います」