アジア系乗客の引きずり降ろし事件が発生した米国航空業界で、再び乗客と乗務員によるトラブルが発生した。資料写真。

写真拡大

2017年4月24日、環球時報によると、アジア系乗客の引きずり降ろし事件が発生した米国航空業界で、再び乗客と乗務員によるトラブルが発生した。

ロイターによると、21日のサンフランシスコ発ダラス行きアメリカン航空591便の出発前、機内で子どもを抱えてベビーカーの置き場を探していた白人女性客に対して、男性乗務員が怒りながらベビーカーを取り上げ、さらに女性客の頭にぶつけたという。

同じ機内にいた目撃者の乗客が22日にフェイスブック上にアップした動画では、ベビーカーを取り上げられた女性客がドア付近で泣きながら返却を求め、見るに見かねた男性客が当事者の男性乗務員と口論になる様子が映っていた。暴力沙汰にはならなかったものの、飛行機は1時間あまり遅れて出発したという。

これについて同航空は「女性客およびその家族が受けた苦痛に対して深くおわび申し上げる。男性乗務員の行為は当社の立場や乗客への態度を示すものではない」との声明を発表している。

一方で、航空乗務員の権利を守る米国内の団体は22日「真相が明らかになる前に、アメリカン航空による『ベビーカー事件』と早合点するのは良くない」と乗務員を擁護する声明を出した。米政治紙ザ・ヒルもこの団体の代表者が「別の乗客が暴力的手段で乗務員を威嚇したようだ。これは法律に反する重大な問題だ」と語ったことを伝えた。

米誌フォーブスの電子版は23日、「米航空会社のサービスははっきり言ってどんどん悪化している。この状態が長く続けば、世界的な競争力を失うことになるだろう」と論じている。(翻訳・編集/川尻)