22日未明、台北の陽明山にある公園の蒋介石像が「斬首」された。蒋介石像の資料写真。

写真拡大

2017年4月23日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは「台北の蒋介石像が斬首される、日本人技師八田與一の復讐(ふくしゅう)か」と題した記事を掲載した。

22日未明、台北の陽明山にある公園の蒋介石像が「斬首」された。頭が切り取られたほか、体には赤いペンキがかけられた。台座には「殺人魔」「二・二八事件の元凶」と書かれている。

「台湾建国工程隊」を名乗る団体がインターネットで犯行声明を発表している。先日、日本人技師・八田與一の像が斬首される事件があったが、その復讐だという。「おまえらは台湾の友人である日本人・八田の首を切り落とした。ではわれわれは蒋介石の首を切り落とす。この首級を八田の記念祭にささげる」と声明には書かれている。

台湾社会は「藍」(国民党系)「緑」(民進党系)に分断されている。八田與一像と蒋介石像、二つの“斬首”事件によって亀裂の深さが改めてクローズアップされる事態となった。(翻訳・編集/増田聡太郎)