丸亀製麺といえば、讃岐釜揚げうどんのチェーン店だ。全店に製麺機を置き、打ち立ての味が楽しめる。日本でもそのこだわりの味が人気だが、アジア・オーストラリア・ハワイ、そしてロシアと海外進出を積極的に行っており、ちょっとした「うどん」ブームを巻き起こしている。

特にロシアは、うどんとはミスマッチに見えるが、現地では非常に人気を博しているという。

2013年2月1日にモスクワ市で「ノヴォクズネツカヤ店」をロシア1号店として開店して以来、現在ロシアに6店舗。

丸亀製麺の担当者によれば、

「お陰様でロシアでも現地の方にご支持いただき、順調に営業を続けることができています。徐々にではありますが、うどんが好きだと言って下さるお客様も増えつつあるようです」

と、うどんがロシア人にウケていることは確かのようだ。



そもそも「麺類」ってロシア人の口に合うの?



しかし、ロシアの伝統料理といえば、ボルシチやビーフストロガノフ、ピロシキが有名で、いずれも麺類とは程遠い。スープで食べる水餃子のペリメニは、うどんとちょっとだけ近しい気もするが、そもそもうどんは麺類であり、水餃子スープとはジャンルが異なる。

このように、ロシア人にとって「うどん」は、未知なるものに思えるが、なぜうどんがそこまでウケているのか。

「ロシアには、うどんのようにスープに入った麺料理はあまりないので、今でもうどんを『スープ的なもの』と捉えているお客様もいるようです。このことから、麺よりも出汁の味を楽しみにしてくださっているお客様が多いかもしれません」

ロシアではうどんは麺類ではなく、「長くて白い棒の入った美味しいスープ」のようにとらえているのかもしれない。

ロシア人に人気のメニューは?



ところで丸亀製麺のロシアで展開されているという6店舗では、どんなメニューが人気なのか。

「いわゆる日本で人気のある『釜揚げうどん』や『かけうどん』ではなく、『チーズ釜玉』や『とんこつうどん』など、日本では販売しておらず、現地向けに開発した商品が人気です」

ロシア限定メニューがあるとは驚きだ。しかもチーズやとんこつなど、日本では珍しい組み合わせが人気らしい。

「麺は基本的に日本に近づけようとしています。ただ、現地の小麦と水でうどんを製麺しているため、どうしても日本とまったく同じには仕上げられていません。これからも、より美味しい麺を目指して改善を続けます」

(石原亜香利)

取材協力


丸亀製麺
手づくり、できたての本格的なうどんをセルフ形式で提供する讃岐うどん専門店。トッピングの天ぷらやおむすびもご一緒にどうぞ。
https://www.marugame-seimen.com/