1日5分「できたことノート」で、よい習慣が自然と身につく

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「3日坊主」という言葉があります。それを「3日しか続かなかった」と落ちこむのではなく、「3日も続けられた」と前向きにとらえてみたらどうでしょうか。「次は1週間がんばってみよう」と、またやってみる気になりますよね。そうやって「できたこと」に意識をむけることで、無理をしなくても自然とよい習慣を身につけられる方法を紹介しているのが永谷研一さんの著書「できたことノート」です。
「できなかった」ではなく「できた」に目を向ける
私たちは仕事でもプライベートでも「できなかったこと」ばかり意識しがちです。この本の巻末にもまとめられているのですが、「減点」と「反省」で成りたっている教育を受けてきた日本人は、自己肯定感が他の国に比べて低いというデータがあるそう。実際に私の学生時代を思い返してみても、ことあるごとに「努力が足りない」「やる気がない」など、できていないことばかりを指摘され、ほめられるのは結果がよかった時だけ、そこに至るまでの行程をほめられたことはありませんでした。
毎日5分できたことをメモする
できなかったことの原因を思い返して反省するのでなく、できたことの理由を考えて内省するのが「できたことノート」です。まずどんなに小さなことでも構わないので、毎日5分「今日できたこと」をメモしてみる。電車の中や寝る前などにスマートフォンのメモ機能を使って書いてみてもいいかもしれません。そして、週に1度メモの中から1つ「できたこと」を取りあげて、「できた理由」を分析してみましょう。
反省はもうやめて内省する
「できた理由」を書いてみると、自然と自分の内側から「次はもっとこうしてみよう」という新しいステップが生まれてきます。できなかったことを反省するのでなく、できたことを省みて次の課題を自分で見つけて気づくことができれば、仕事もプライベートもより自分らしく前向きに充実させられそうですね。

反省をするのは、今日からやめましょう。反省は、自分の「ダメだった行動」を見るだけの作業です。私たちに必要なのは、自分の「本当の気もち」を見つめる内省のほうなのです。
(「できたことノート」P33より引用)

「できたことノート」は自分の価値観の集積だと著者の永谷さんは言います。書き続けることで、 自分がどんなふうに仕事をしたいのか、どんな人になりたいのか、どんな人生を歩みたいのか、といった「自分スタイル」が見えてくるそうです。
自分が苦手意識を感じている部分は、じつは他者からみれば他の人よりもできている部分だったりします。まずは今までの「できなかったこと」思考を「できたこと」思考に置きかえてみること。そうすることで、自分が大切にしている価値観に気がつき、より自分らしいスタイルで物事に取りくむことができそうですね。
[できたことノート]
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