子供が入院している間に高額な駐車料金の請求が…(出典:http://www.manchestereveningnews.co.uk)

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出産後、我が子の容態が悪化して集中治療室に入れられたら母親としては気が気でないに違いない。そんな時に無料であるはずの駐車料金の請求書が来たら…。このほどミスにもかかわらず、未だに高額な駐車料金を請求してくる債務機関と民事執行会社に怒りを露わにしている女性が『Manchester Evening News』で伝えられた。

英グレーター・マンチェスター、オールダムのダーカーに住むメリッサ・オニールさんは昨年11月、ロイヤル・オールダム病院で緊急帝王切開により息子ジェイコブ・オニール=ロインズ君を出産した。

出産予定日より3週間早く誕生したジェイコブ君はすぐに集中治療室へ運ばれ、メリッサさんは我が子の状態を心配する日々が続いた。11月18日から30日までジェイコブ君が入院していた間、メリッサさんは車で病院に通っていた。

病院と提携している駐車場では、息子の面会という正式な理由があることからメリッサさんは駐車料金を免除してもらうことになっていた。ところがメリッサさんの車は病院訪問目的で登録されていたにもかかわらず、27日に停めてあった車に戻ると駐車料金が発生していたのである。

そこでメリッサさんはすぐに駐車券の照会をし、駐車管理会社と債務機関に数回にわたって正式に苦情を伝えた。しかし問題が解決されることはなかった。

その後、メリッサさんのもとに30ポンド(約4,200円)の駐車料金の請求が民事執行会社を通して郵送されて来た。これにメリッサさんは「病院から免除されていた駐車料金を請求される筋合いはない。一切支払うつもりはない」と正式な苦情として訴えた。

しかし相手側は「それならば子供がその時、集中治療室にいたことを証明するように」と伝えて来たため、メリッサさんは病院側に相談し医療保健スタッフによって詳細が書かれた書面を送り付けた。すると今度はメリッサさんのもとに170ポンド(約24,000円)という金額が跳ね上がった請求書が届いたのである。

メリッサさんは当然のことながらその請求を拒否した。すると債務会社である「ZZPN Ltd」が直接メリッサさんに連絡し、請求金額を支払うように伝えてきたという。子供の具合に一喜一憂していた時に、見覚えのない高額な駐車料金を請求されれば頭に来るのは当然であろう。メリッサさんは以下のように話している。

「証明しろというから書面を送っているのに、未だに駐車料金を支払えと言ってくるなんて。何週間もやり取りして、私のストレスは頂点に達して怒りがおさまりません。」
「駐車場の管理者は、きちんと事を把握すべき。」

現在、ジェイコブ君は生後5か月になるが、メリッサさんは執拗に債務会社から再三追立てられているという。何度も支払う必要のない駐車料金を催促する債務会社と民事執行会社に対し、英紙『Manchester Evening News』は取材を試みているが、2社からは返答がないとのことだ。

このニュースを知った人々からは「駐車代が免除されるという証拠があるんだから、いっそのこと裁判に持ち込めばいい。きっとこういう悪質な会社は裁判沙汰になったらすぐに引っ込むと思う」「悪質行為で訴えて賠償金をせしめてやれ。相手は裁判所にも出廷しないよ」「奴らはダニのような輩を雇って金を搾り取るよ。でもこれは駐車管理側のミスなんだから、もう無視すればいい」といった声があがっている。

ロイヤル・オールダム病院からこの件の報告を受けたNHS信託は「状況を調査し、駐車場管理の責任者にもこの件を伝え、駐車場代金のキャンセルを手配するつもりです」と話しているが、昨年11月に起こった出来事に対してのらりくらりな対応ぶりは“イギリスのお国柄”といったところだろうか。

出典:http://www.manchestereveningnews.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)