瀧内公美の熱演を高良健吾らが強力サポート! (C)2017『彼女の人生は
間違いじゃない』製作委員会

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 廣木隆一監督が自身の処女小説を実写映画化する「彼女の人生は間違いじゃない」が、7月15日から公開されることが決定。また、東日本大震災から5年後を背景に、廣木監督が「どうしても描きたかった」と並々ならぬ思いを込めて紡いだ物語の主人公を「グレイトフルデッド」「日本で一番悪い奴ら」の新進女優・瀧内公美が演じていることがわかった。

 物語の舞台は、廣木監督の出身地・福島。市役所に勤務しながら、週末になると高速バスで福島から渋谷へデリヘルのアルバイトをしにいくみゆき(瀧内)の日常を通じて、未来の見えない日々を送る者たちが、もがきぶつかり合いながらも希望を求め続ける様を描く。役になりきるために撮影中は一度も家には帰らなかったという徹底した役づくりを行った瀧内を支えるべく、高良健吾、光石研、柄本時生、篠原篤ら実力派キャストが結集している。

 「今を生きている僕らの映画にしたかった。大げさに何かを言うのではなく、何かを伝えられる映画というものを信じるための映画にしたかった」と自著の映画化にかける思いを述べる廣木監督。「ただ、その地に行って撮影して帰ってくるのではなく、その地に立って感じたことを全て描き切ること」を重視したと明かし「ここには正直に向き合ったキャスト、スタッフの姿があるはずです。そして、それは“彼女”の人生の一部かもしれないが、今でも“彼女”はその一部の人生を生きているのだと確信できる映画になってくれたらと思います」と語っている。

 富山出身の瀧内は「その私がこの題材を表現することが出来るのか、緊張して棒人間になっていた」と告白。だが廣木監督の「これは福島だけの話じゃない」という言葉が支えとなって「今の福島を見て聞いて感じて、ずっと心が止まったり動いたり、無になったり、感じる事をやめたくなったり」したという撮影を乗り切ったようだ。そして「私は本当に不器用な人間」と言い表しながら「伝えるのが下手でも手を差し伸べてくれる人が世の中にいて、廣木監督がいて、スタッフの方々がいて、その優しさや想いが映画になって、見てくださる皆様へ届けられたら、何か感じていただけたらなと思います」とコメントを寄せている。

 また、公開決定にあわせて場面写真もお披露目。瀧内演じるみゆきのほか、デリヘルの従業員・三浦(高良)、亡き妻を忘れられないみゆきの父・修(光石)、震災が残した傷跡にもがき苦しむ市役所職員・勇人らの姿を切りとっている。7月15日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。R15指定。