ドル・円為替、4月24日の動きと主要イベントは

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 イベントが多い一週間がスタートした。まずはフランス大統領選1回目である。こちらは中立派のマクロン氏と極右派のルペン氏が勝ち残ることとなった。上位2氏の差は僅差だったが、敗退した候補らがマクロン氏の支持を表明しており、最終的にはマクロン氏が大統領になると見られている。ルペン氏が大統領になりヨーロッパが混乱するような事態は避けることができたとの見方が広がり、リスクのひとつが消えて市場に活気が戻った。週明け、市場は大幅なドル買いからスタートしている。1ドル110円64銭まで上がったのだ。日本市場がオープンし、7:30現在(すべて日本時間)では反発から1ドル110円04銭まで下がっている状態である。とりあえずひとつの問題の山は越えた。

 次の問題は明日からの朝鮮半島だろう。朝鮮人民軍の創建日に北朝鮮が核実験を強行する恐れがあるため周辺国の警戒態勢は最高潮に達している。こちらの地政学リスクはそう簡単に消えることはないだろう。アメリカがどのような対応に出るのかに注目が集まっている。

 今日のアメリカの動きはどのようなものがあるだろうか。主な経済指標の発表は明日以降だ。4月25日の夜には2月から4月にかけての住宅関連の指標や消費者信頼感指数などが発表される。アメリカ経済が上向きになってきているのかは明日からの指標で見えてくるだろう。今晩は0:30にカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の講演があるので、利上げにまつわる話が聞ける予定だ。今日についてはフランス大統領選1回目の結果以外にドルを買う材料は見当たらない。

 また、アメリカでは税制改革案の発表が4月26日に控えている。どこまで大規模な減税が行われるのか期待が高まっているため、内容によってはドルにさらなる追い風が吹く可能性がある。仮に4月28日に発表される1月から3月までのGDP速報値が予想を下回っても、この税制改革がしっかりとそのフォローをしてくれる算段になっているかもしれない。

 ひとつひとつの山を慎重に乗り越えていきたいものである。