キリン零ICHI(キリンの発表資料より)

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 キリンが4月11日に発売したノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン零ICHI(ゼロイチ)」は、発売からわずか10日間で1,000万本を突破、年間販売予定数の約2割を売り上げた。大瓶換算した場合、約30万ケース売れたことになるという。これにより、同社のノンアルコール・ビールテイスト飲料の販売数量は、前年比で約3割増を記録した。

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 キリンのノンアルコールとしては初めて、ビールを醸造する時に使う「一番搾り製法」を採用。麦の風味をじっくり抽出し、人口甘味料や苦味料を一切使わずに作っている。そのため、ノンアルコールではあるが、リアルかつ上質なビールテイストに仕上がっており、「飲みごたえがある」「すっきりしたうまみを感じる」「麦感が強くて香ばしい」といった評価を得ている。

 飲食店での取り扱い数も上昇しており、ビールに近い味わいと泡もちの良さが評価されている。既に1万店舗以上の飲食店が「キリン零ICHI」を取り扱っており、キリンの飲食店向けノンアルコール・ビールテイスト飲料は、前年比約2割増しになった。

 キリンでは、本格的な発売を前にして発売日までに、約40万人の顧客に全国各地でサンプリングを行った。また、事前に行ったデジタルサンプリングキャンペーンでは、当初予定していた3倍もの応募数となった。

 サントリーの「ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査(2016年版)」によると、ノンアルコール飲料の飲用率や飲用頻度は共に上昇しており、なかでも、ノンアルコール・ビールテイスト飲料が「最近おいしくなった」と感じている人が93.3%にも上っている。また、「最近おいしくなった」と感じている人のうち、7割以上は、昨年に比べ飲用量が増加している。重視する味は「ビールらしい味わい」「飲みやすい」「旨味がある」。「気軽に飲める」「昼間でも気兼ねなく飲める」といったことも人気が上昇している理由である。

 ビールのように美味しいということに加え、今後は、カロリーが低い、美容にいい成分が含まれているなど、ノンアルコール・ビールテイスト飲料に付加価値がつけられていると嬉しいと回答する人も多い。ノンアルコール・ビールテイスト飲料は、今後ますます市場規模の拡大が見込まれる。