石川佳純【写真:Getty Images】

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シングルス決勝、ロンドン五輪銅のフェンと接戦も2-4で敗戦

 卓球の韓国オープン(仁川)は23日、女子シングルス決勝で世界ランク4位の石川佳純(全農)が同3位のフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に2-4(10-12、11-6、9-11、11-5、8-11、9-11)で敗れ、準優勝に終わった。

 相手はロンドン五輪銅メダリストの強豪。第1ゲームは10-8とゲームポイントを握りながら、スマッシュをネットにかけるなど4連続ポイントを奪われ、10-12で落とした。第2ゲームは巧みに左右に打ち分け、11-6で取った。第3ゲームは接戦の末に9-11で落としたが、第4ゲームは11-5と奪い返し、接戦となった。だが、第4ゲームを8-11で落とすと、第5ゲームも接戦の末に力尽きた。

 石川は2回戦で森さくら(日本生命)を4-2、準々決勝で早田ひな(希望が丘)を4-2、準決勝ではアジア選手権覇者の平野美宇(エリートアカデミー)をストレートで撃破。1月の全日本選手権決勝で敗れた17歳に雪辱も果たし、日本人対決に3連勝で勢いに乗ってファイナルに駒を進めていたが、平野も客席から声援を送る中で優勝をものにできなかった。

 これで5月の世界選手権(デュッセルドルフ)前のワールドツアーは終了。韓国の地で掴んだ収穫と課題を胸に、ドイツへ向かう。