ドル・円為替、4月23日今週のポイントと主要イベント

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 先週末の1ドル109円13銭からドル高に進むのか、円高に進むのか、今週は様々なイベントが予定されているが、はたしてどちらの動きになるのだろうか。

 まずは4月23日のフランス大統領選1回目。ルペン氏とマクロン氏が勝ち残ることができるのかどうか。最終的に極右のルペン氏が大統領になる可能性が高まれば、市場はリスク回避の傾向が強くなるだろう。

 4月25日には朝鮮半島が世界の注目を集める。朝鮮人民軍の創建日にあたり、北朝鮮の核実験実施の有無や、アメリカによる先制攻撃など地政学リスクが高まる一日になる可能性があるからだ。

 4月26にはトランプ大統領が税制改革を発表する日になる予定だ。期待感からすでにドル買いに影響を与えている。大規模な法人税・所得税の減税を予定しているともコメントしており、どのような内容になるのか注目される。

 アメリカは忙しい。4月28日に失効する予算案に関する協議が最優先されることになる。状況によっては4月29日に一部政府機関が閉鎖されることになるだけに、トランプ大統領としてもそれは回避したい考えだろう。さらにヘルスケア法案の復活の話も浮上している。

 4月28日には、アメリカの1月から3月にかけてのGDP速報値も発表される。予想は1.2%の成長となっているが、これまでに発表されている経済指標を見る限り今年に入ってからのアメリカ経済はやや低調だ。もしかするとGDPの結果が1.0%を下回ってくるのではないかという不安の声も聞かれるようになっている。

 この中で一番大きく市場を揺るがすことになるのは朝鮮半島の動きだろう。有事の事態になるとリスク回避からのドル売り円買いとなるのが最近の傾向である。しかし、北朝鮮の矛先が日本に向けられた場合はその逆になるとも言われている。世界は平和的な解決を望んでいるが、このままの膠着状態が続く可能性もある。静観しているロシアの動きからも目は離せないだろう。この1週間は為替相場も大きな変動がありえるのでリスク管理が必要になってくる。