Doctors Me(ドクターズミー)- うちの子ちょっと太ってるかも…赤ちゃんの肥満はどうすればよい?

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赤ちゃんの柔らかいムチムチの体はとてもかわいいものです。しかし、同じ位の赤ちゃんと自分の子を比べたときに、他の子と比べて大きいと感じると、太りすぎなんじゃないかと不安になってしまうこともあると思います。

そこで、赤ちゃんの肥満とその対処方法について、ご紹介したいと思います。

要チェック項目


□生後6カ月から7カ月の赤ちゃんは体脂肪が最も高くなる
□肥満が気になるときは、体を動かす遊びとバランスの取れた食事が大切
□赤ちゃんの肥満はほとんどの場合は問題ない

赤ちゃんが肥満に見える原因

赤ちゃんは、もともと幼児とくらべてプクプクとしていて、太って見えることが多いものです。そのため、必要以上に「肥満ではないか? 」と心配するお母さんも少なくありません。

それでは、赤ちゃんが肥満に見えてしまう理由とは何なのでしょうか?

もともと体脂肪が多い


赤ちゃんは、大人や幼児と比べて体脂肪が多く、蓄積しやすくなっているため、ムチムチと太って見える傾向にあります。6カ月から7カ月の時期が最も体脂肪が多くなります。

まだ活発に運動ができないため


赤ちゃんは幼児や大人のように自由に歩いたり走ったりできないため、プクプクとした体型になりやすい傾向にあります。

また、良く食べる赤ちゃんの場合、体が重いことが原因で歩き出しが遅くなり、それによってさらに肥満に見えてしまうケースも少なくないようです。

しかし、多くの赤ちゃんが1歳前後に自足歩行ができるようになると、体が自然と引き締まってきます。

遺伝の可能性がある


乳児期の肥満は、両親の遺伝が大きく関わっているとも言われています。そのため、両親のどちらかが肥満体型である場合、動けるようになってから運動の習慣を身に着けるように心がけると良いでしょう。

食べる量・飲む量の目安

赤ちゃんが肥満ではないか? と思ったとき、哺乳量や食事の量が多すぎるのではないかと心配になる人が多いのではないでしょうか? それでは、赤ちゃんは一体どれくらいの哺乳量と食事量を目安にすれば良いのでしょうか。

母乳の場合


母乳だけで育っている赤ちゃんの場合、飲みすぎを心配する必要はありません。母乳は余分な脂肪が体につきにくいため、飲んでいる量のわりにスリムな赤ちゃんが多い傾向にあるようです。

そのため、母乳に関しては、赤ちゃんがほしがるだけあげても良いといわれています。

ミルクの場合


ミルクの場合は、母乳と比べて消化されにくい成分を含んでいるため、脂肪として体につきやすい傾向にあります。

そのため、授乳と授乳の感覚は3時間程度あけ、必要摂取量以上のミルクは与えないようにした方が良いでしょう。

1日の上限以上のミルクを飲みたがる場合には、お茶やお白湯などミルク以外の水分を与えて様子を見てみるようにしましょう。

混合の場合


母乳とミルクの混合の場合、どれくらい母乳を飲んでいて、ミルクはどれだけ必要なのかわからないという人が多いのではないでしょうか?

混合で育児をして言うお母さんのほとんどが、母乳が足りていないと感じてミルクを追加していますが、もしも体重が極端に増えていたり、発育曲線以上の体重になっている場合は、母乳で十分足りている可能性があります。

赤ちゃんが泣いているのは、必ずしもお腹がすいているからというわけではありません。母乳をあげた後も泣いている赤ちゃんには、すぐにミルクをあげるのではなく、湯ざましをあげるなどして様子をみてみましょう。

離乳食の場合


離乳食とミルクの赤ちゃんの場合、離乳食をひととおり食べられるようになったら、ミルクをあげなくても良いでしょう。

しかし、ミルクや母乳を精神安定剤のような感覚で飲んでいる赤ちゃんもいるため、無理にミルクをやめるのではなく、徐々に量を減らしていくようにしましょう。

カウプ指数をチェックしてみよう

カウプ指数とは


カウプ指数とは、赤ちゃんの身長と体重からやせ気味・標準・肥満などを導き出すことが出来るものです。主に生後3カ月から5歳未満の乳幼児に使われるもので、この指数を基準にして成長度合いなどを判断します。

カウプ指数の計算方法


体重[g] ÷(身長[cm] × 身長[cm]) × 10

カウプ指数は、上記の計算方法で算出することができます。算出された数値が20以上の場合は肥満となります。

カウプ指数の目安


生後6カ月から7カ月の赤ちゃんは、哺乳量が増える上に運動量もまだそこまで多くないため、カウプ指数が高くなってしまう傾向にあります。そのため、場合によっては「肥満」の数値がでてしまう可能性も考えられます。

しかし、多くの場合はハイハイや一人歩きなどの運動ができるようになることで、体が引き締まってくるため、異常な数値でない場合はしばらく様子を見てもよいとされています。

肥満が気になるときの対処法

赤ちゃんが肥満と指摘されて気になる場合には、これまでの授乳や食事を見直したり、体を動かす習慣をプラスしたりするようにしましょう。

体を動かす遊びをさせる


ハイハイや伝い歩き・一人歩きなどができる赤ちゃんの場合、積極的に体を動かす遊びをしましょう。追いかけっこやトンネルごっこなど、体を動かす遊びをすることで、体が徐々に引き締まってきます。

また、体を動かすことで便通もよくなるため、体の調子も整うという嬉しい効果もあります。

ミルクは体重増加を見ながらプラスする


母乳とミルクで育てている赤ちゃんや、離乳食とミルクで育てている赤ちゃんの場合、赤ちゃんの体重増加を見ながら、ミルクをプラスしていくべきかどうかを判断します。

この時期の赤ちゃんは、満腹中枢がまだ未発達であるため、与えるだけ食べてしまうことも考えられます。

「赤ちゃんが泣く=お腹がすいている・満たされていない」という考えをやめて、赤ちゃんの体重で判断するようにしましょう。

バランスの良い食事


離乳食や完了食を食べている赤ちゃんの場合、食事の内容に気をつけることがとても重要です。

この時期に口にするものは、将来の体型に大きく関わっています。そのため、できるだけ栄養バランスの取れた食事を与えるようにしましょう。

歩き始めるまでは様子をみよう

赤ちゃんが肥満といわれると、とても心配になって食事制限などを検討するお母さんもいるかもしれません。

しかし、乳児期の肥満はほとんどの場合心配のないものであるため、無理な食事制限などをせずに、しばらく様子を見ても大丈夫です。

無理な食事制限をすることで、必要な栄養素をとることができず、赤ちゃんの成長に影響が出てしまう可能性もあるため、独断で食事制限をするのは厳禁です。

肥満が気になる場合には、医師に相談の上どのような対応をとるべきなのか判断を仰ぎましょう。

赤ちゃんが肥満といわれても心配しすぎないで!

赤ちゃんが肥満であるといわれてしまうと、体に悪いのではないかと心配になるものです。しかし、ほとんどの場合は赤ちゃんの時期特有のものであり、運動量が増えるなどの成長に伴って、カウプ指数も低くなってきます。

それでも心配なときは医師に相談して、食事や授乳・運動について見直すようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)