せっかくの表示制度も知られていなければ意味がない

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消費者庁が2017年4月11日に発表した「平成28年度食品表示に関する消費者意向調査」の中で、2015年から始まった「機能性表示食品」について知っていると回答した消費者が2割に満たなかったことを明らかにした。

調査は、全国の15 歳以上の消費者1万6949人から回答を得ている。

トクホも3割程度しか知らない

同庁によると、調査内容は食品表示制度等の理解・活用状況に関するもの。

この中で、「『保健機能食品』には『栄養機能食品』、『特定保健用食品(トクホ)』、『機能性表示食品』の3種類がありますが、それぞれについて知っていますか」という問いに対し、「機能性表示食品」がどのようなものか知っている消費者は14.5%、聞いたことがあるが、どのようなものか知らない消費者は 60.8%、まったく知らないは24.7%となった。

「機能性表示」とは、科学的な根拠を示せば、国の審査などを通さず「内臓脂肪を減らす」などの効果効能を表示できる。届け出内容や商品の情報は消費者庁のウェブサイト上で確認できるが、ほとんどの消費者には周知されていない現状が明らかになった。

なお、トクホに関しても知っている消費者は32.7%、聞いたことはあるが58.8%、知らないが8.5%となっている。ちなみにトクホとは、科学的根拠を事業者が消費者庁長官に提出し、許可を受けたうえで効果を表示できるものだ。