世界中を覆い尽くすように、にわかに広がる差別や偏見。特にイスラム教徒への風当たりは増すばかりだ。

米ペンシルベニア州に住むLamyaaさん(17)も先日、イスラム教徒であるがために、知らない人物から心ない言葉を投げつけられた。

ヒジャブ取ったら、親父にぶっ飛ばされる

l a m y a a/Twitter

「スカーフ取ったら、父親にぶっ飛ばされるんだろうが。そんな信仰捨てちまえ」彼女はこう罵倒されたのだ。

スカーフとは、イスラム教徒の女性が信仰の証として被っているヒジャブのこと。

実際に父親に問いかける

Lamyaaさんは暴言にめげることなく、逆に「パパは本当にそんなことするだろうか?」と疑問に思ったようだ。そして、実際にサウジアラビアにいる父親にメールで尋ねている。

l a m y a a/Twitter

父と娘のやり取りは以下のとおり。

娘:パパ、話があるんだけど。

父:何だい?

娘:色々考えて、ヒジャブを脱ごうと思っているの。

父:それはパパが決めることじゃないよ。他ならぬ君がそうしたいと思えば、そうすればいい。君が決めたとおりにしていいんだよ。大丈夫かい?何かあったのかい?

娘の心配をしながらも、父は全ての決断を彼女自身に委ね、その判断に異を唱えてはいない。

パパへの称賛の声

Lamyaaさんは一連のやり取りを自身のTwitterで公開。

同ツイートには32万人近くが「いいね」し、リツイートの数も14万件を超えている。

「最高のお父さんですね」「あなた方の宗教や生き方に触れることができて良かった」「宗教とか関係なくこんな父親になりたい」といった称賛の声が多く寄せられている。

彼女は自らの意志で被り続ける

もちろん、家族や他の誰かに強いられて、無理矢理ヒジャブを被らされているイスラム教徒の女性も多い。

「その事実は否定できないし、残念なことだと思う」としながらも、Lamyaaさん自身は、自らの意志でヒジャブを被り、これからも脱ぐつもりはないという。