マッチアップした斎藤学を封じたDF小池龍太

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[4.22 J1第8節 柏2-0横浜FM 柏]

 攻撃の要を封じた。柏レイソルは右サイドバックのDF小池龍太がマッチアップするMF齋藤学に仕事をさせず、左サイドからの攻撃を抑え込んだ。

「齋藤選手を抑えられるか抑えられないかで勝負が決まると意識していた」。1週間のトレーニングで警戒を強めた“齋藤学対策”がハマった。前線からプレッシャーをかけ、素早い寄せ、連動した守備でミッションをクリア。パスコースを切って齋藤にボールを持たせず、仕掛けるチャンスを与えなかった。

「確実に彼のドリブル回数は少なかった。ボールを入れさせなかったのは自分たちが主導権を持って守備できたひとつの要因」。90分間の激しいバトルを振り返った小池は「ゼロで抑えられたのは自信になる」と今季2度目の無失点勝利に胸を張る。

「自分だけの力で抑えられたとは思っていない。チーム全員が自分の力を120パーセント発揮した結果。全員がよく走ったし、レイソルのサッカーができた」。組織的な守備でキーマン封じを徹底。「誰かしらが絶対に学選手を見ていた。誰が(マークに)ついてもボールを入れさせなかった」。トリコロールの10番の攻撃を完全にシャットアウトし、90分間を通してシュートを打たせなかった。

「今日は驚くぐらい小池が齋藤学選手を抑えた」。下平隆宏監督は驚きを持って試合を振り返った。同サイドのMF伊東純也もプレスバックを怠らず、連動した守備でMF大谷秀和やDF中谷進之介もカバーに入ったが、「何より小池が1対1の対応でほぼ何もさせなかった。小池の頑張りを褒めたい」と手放しで称えた。

 今季、山口から柏に新加入。山口に入団し、プロデビューを果たした2014年当時、チームのカテゴリーはJFLだった。15年にJ3へと昇格すると、16年にはJ2へ。今季は“個人昇格”の形で柏入りを果たし、J1の舞台で実力を発揮している。21歳、気鋭の右サイドバックは「100%止められたかというとそうじゃない。もっと向上心を持ってやりたい」とどこまでも貪欲だった。

(取材・文 佐藤亜希子)


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