Doctors Me(ドクターズミー)- 第一印象を悪くするのは汗のニオイ!? 特に臭う3つの部位とは

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春になって新学期を迎えたり、新入社員になったりと、新しい生活や出会いを迎えている方もいらっしゃると思われます。

しかし、初対面の印象を悪くさせてしまう要因の中に「汗のニオイ」があるようなのですが、汗がにおう原因はどのようなものがあるのでしょうか。

今回は春に汗をかきやすくなる要因、汗が臭ってしまう原因、病院で行われる治療や、汗のニオイ対策アイテムをまとめさせていただきました。

初対面の印象と汗のニオイに関する調査

不快なニオイが第一印象を悪くする



働く男女を対象に行った調査によると、初対面の印象をダウンさせる要因として「不快なニオイがする」が第1位を占めておりました。

どんなに見た目や性格が良くても、不快なニオイがするだけで台無しになってしまう、距離を取りたくなるなどといった意見が理由として挙げられておりました。


また、良い香りより、不快なニオイの方が初対面の印象として強く残るといったことも調査の結果からわかりました。

汗のニオイが特に不快に感じやすい



ニオイの中でも、汗のニオイが特に不快な印象を持つ、と答えた割合は9割近くを占めており、不衛生さ、だらしなさを感じると言った声が上がっております。

調査の結果から、新しい環境で出会いがある春に、汗のニオイによって相手に悪い印象を与えがちであることが考えられます。

※解答者20〜40代 有職男女500名
(出典元:資生堂 New Release)

汗で臭いやすい部位:脇


脇が汗で臭う場合、ワキガが考えられます。

ワキガは腋臭症とも呼ばれる症状で、アポクリン腺という汗腺の一種から出た汗が、皮膚の菌によって分解されたり、菌が増殖することによって、強い悪臭を放つ体質のことを指します。

アポクリン腺の数、分泌される汗の量など、生まれ持った性質によるものであることが多く、脇のアポクリン腺の働きが活発であるとワキガとなる傾向があります。

また、耳垢が湿っている人も、ワキガになりやすいとも言われております。

ワキガに対して行われる手術


■ 剪除法(せんじょほう)
アポクリン腺を目視確認しながら、1つ1つ取り除いていく方法です。

■ 皮下組織吸引法(マイクロリムーブ法)
脇の下のアポクリン腺が集中している箇所に小さな穴をあけ、細いパイプを通してアポクリン腺を吸い取っていく方法です。

脇の下に小さな穴をあけるだけなので、体への負担が非常に小さい手術となります。

■ 超音波吸引法
脇に小さな穴をあけて細いパイプを通し、超音波を出してアポクリン腺を破壊していきます。

広範囲のアポクリン腺を破壊できるので、より高い効果を期待できます。

■ 皮下組織削除法
カミソリの刃のような器具を使って、皮下組織ごとアポクリン腺を取り除く方法です。

効果は非常に高く、アポクリン腺のほとんどを取り除くことができますが、傷跡が黒く残ってしまうことがあります。

ワキガセルフチェック



□ 親や兄弟にワキガの人がいる
□ 耳垢が湿っぽい
□ 脇毛に白い結晶みたいなものがついていることがある
□ 季節問わずわきの下に汗をかく
□ 脇毛が濃い
□ 脇汗の染みが黄色い
□ 緊張しやすく、ストレスがたまりやすい
□ 油っぽい食べ物をよく食べる
□ 陰部や乳輪などにも毛が目立つ
□ 喫煙者である
□ 足のニオイが気になる
□ しゃがむと自分の股間のニオイがする
□ お酒をよく飲む
□ 脂性肌である

自分の体臭というのは気づきにくいものですが、10個以上当てはまる場合は、一度病院を受診した方が良いかもしれません。

汗で臭いやすい部位:デリケートゾーン


デリケートゾーンも、汗が原因で臭いやすくなる部位の1つです。

ストッキングなどの蒸れによってデリケートゾーンにかいた汗を栄養に、黄色ブドウ球菌や、真菌などの雑菌が繁殖し、アンモニアやインドールといった物質を作り出すことにより、嫌なニオイを放ちます。

デリケートゾーンの臭い対策


■ デリケートゾーンを洗う
ニオイを防ぐためには、デリケートゾーンの清潔を保ち、雑菌の繁殖を抑えることが大切です。

デリケートゾーン専用の石鹸などを使用して、指を使って丁寧に洗うようにしましょう。

しかし、石鹸で膣の中を洗ってしまうと、膣内の良い常在菌を洗い流してしまう可能性があるので、洗いすぎには注意してください。

■ 下着の清潔を保つ
汗、おりもので下着が汚れたままにならないように、おりものシートを使ったり、こまめに下着を取り替えましょう。

■ 通気性を良くする
湿度が高くなり、蒸れると、雑菌が繁殖しやすくなります。締め付けがきつい下着や衣服は避けて、風通しの良くすることが大切です。

■ 外出中でも使えるアイテムを持っておく
外出中などでニオイが気になった場合、緊急の対策として、デリケートゾーン用のウェットティッシュ、デオドラントクリームを常備しておくと良いでしょう。

汗で臭いやすい部位:足


足も汗が原因で臭う場合があります。足から出た汗が、靴下と靴によって蒸れ、菌を繁殖させることによってニオイを放ちます。

特に、汗によって蒸れた靴下や靴を長時間放置することで、雑菌がどんどん繁殖し、強いニオイを発するようになります。

足の臭い対策


重曹を水に溶かすと弱アルカリ性になり、タンパク質を溶かすので、足の余計な角質や皮脂を除去できると考えられます。

足がにおう場合は、洗面器にお湯を入れ、重曹は大さじ2〜3杯程度を溶かし、10〜20分程度足を入れると良いでしょう。

靴下と靴の臭い対策


靴下や靴を洗濯する前にも、お湯1Lに重曹大さじ3杯程度を溶かした液につけると、臭い対策になります。

洗えない靴の場合は、乾燥させ、外の風通しの良い場所で日光に当てましょう。

また、靴の中に10円玉を入れておくと、銅イオンの作用によって消臭効果が期待できます。

汗に対して病院で行われる治療



自律神経に働きかける抗コリン薬などを使用しますが、副作用もあるなどの問題点もあります。

また、漢方薬での治療もおこなわれています。

注射


■ ボトックス注射
汗を出す自律神経をブロックするため、脇にボツリヌス菌毒素を注入します。

ただし3カ月〜6カ月程度、長くても1年で効果が切れてしまうので、継続して注射を打たなければなりません。

■ 神経ブロック注射
汗を出す自律神経の根本に、麻酔薬を注入します。

手術


■ 胸部交感神経遮断手術
胸にある自律神経の根本を切断する手術で、特に手のひらに汗をかく場合に有効です。

20分〜30分程度の手術時間で済むので、入院の必要はありません。

その他


■ 心理療法、カウンセリング
精神的緊張による発汗がある場合は、心理療法、カウンセリングによって汗をやわらげます。

汗の臭い対策に役立つ3つのアイテム

デオドラント製品



■ ペーパータイプ
ニオイ、雑菌、汗を一緒にふき取ってくれます。運動後に汗をかいたときに使うのがおすすめです。

しかし、ペーパータイプは汗をふき取るだけなので、効果は一時的なのが弱点です。

■ スプレータイプ
別のニオイを上塗りして元のニオイを隠したり、金属イオンなどでニオイの元となる細菌を殺菌してくれます。

スプレータイプも、ペーパータイプと同様、時間の経過で効果が薄くなってしまうので、注意しましょう。

■ クリームタイプ
クリームタイプの制汗作用は3つのタイプの中でも最も強力です。

汗腺をクリームで直接塞ぎ、汗をブロックしてくれるので、ニオイの発生も抑えられますし、汗で流れ落ちたりすることもありません。

ミョウバン水



ミョウバンには収れん作用といって、皮膚の筋肉や血管を引き締める効果があるので、脇にある汗腺が引き締められると、汗もブロックされます。

他にもミョウバンには殺菌、消臭効果もあるので、ワキガや加齢臭の対策にも効果的です。

スーパーなどで売っているミョウバンを50gと、水を1500mlを混ぜ合わるだけで簡単に出来ますので、スプレー容器などに入れて持ち歩くとよいでしょう。

弱酸性石鹸



皮膚の常在菌の中にある、ニオイの元となる悪玉菌はアルカリ性の環境を好み、逆に善玉菌は肌を弱酸性の状態にして悪玉菌から皮膚を保護する働きがあります。

弱酸性の石鹸を使うことによって善玉菌の働きをサポートしてくれるので、悪玉菌が繁殖しにくくなります。

最後に編集部から一言


春とはいえども、気温が高い日は汗をかきやすくなります。

エチケットとして、汗のニオイには注意して、第一印象で好感が持てるようになりましょう。

(監修:Doctors Me 医師)