織田梨沙とロジャー・パルバース監督

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 日豪合作映画「STAR SAND 星砂物語」が4月22日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」の特別招待作品として上映された。主演の女優・織田梨沙、メガホンをとったロジャー・パルバース監督は、那覇・桜坂劇場での舞台挨拶に登壇した。

 映画は、沖縄を舞台に平和への思いを込めてパルバース監督が執筆した自身の小説を映画化。1945年、戦禍から遠く離れた島で暮らし始めた16歳の洋海(織田)は、洞窟で脱走兵である日本人・隆康(満島)、アメリカ人・ボブ(ブランドン・マクレランド)と出会う。3人の間に不思議な連帯感が芽生えていくなか、隆康の兄(三浦)が洞窟へやって来たことを機に悲劇が引き起こされていく。

 「秘密 THE TOP SECRET」のヒロイン役で脚光を浴びた織田は、「やっと沖縄の方々に見て頂ける。沖縄国際映画祭にも来られて、本当に嬉しいです」とニッコリ。パルバース監督は、初々しい織田を見つめながら「こんなに深い演技力を持つ若い女優は、日本にはいません。本当に日本のエリザベス・テイラーだと思う! だから、やってもらいたかったんですよ」と抜てきに至った経緯を満面の笑みで明かした。

 織田は監督の大絶賛に照れまくったが、「戦争時代を生きていたわけではないし、歴史にも疎いから、共感するのが難しかった。でも現場の洞窟の雰囲気とか、崩れ落ちそうになっている建物を見て、少しだけど自分なりに感じるものがありました」と真摯な眼差しで語った。

 今作には、織田のほか満島真之介、三浦貴大、吉岡里帆、寺島しのぶ、渡辺真起子、石橋蓮司、緑魔子ら若手のホープから実力派が名を連ねている。また、主題曲は坂本龍一が提供。坂本が出演し、音楽を手がけた大島渚監督作「戦場のメリークリスマス」でパルバース監督が助監督を務めていた縁で、これまでも親交があったという。楽曲に対しては、「もう最高ですよ。素晴らしかった」と最敬礼だった。

 「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」は、4月23日まで開催。