橋本愛

写真拡大

 東京・吉祥寺の井の頭恩賜公園の開園100周年を記念して製作された映画「PARKS パークス」が4月22日、全国28館で封切られ、橋本愛、永野芽郁、染谷将太、音楽監修を担当したトクマルシューゴ、瀬田なつき監督、本作を企画した本田拓夫氏が、東京・テアトル新宿で行われた舞台挨拶に立った。「公開初日をたくさんの人と一緒に迎えられて嬉しいです」と語った瀬田監督は「人それぞれの公園の思い出が、この映画で描かれるように、過去から現在、そして未来に繋がって“スパーク”していただければ」と作品名と絡めてアピールに努めていた。

 オール吉祥寺ロケを敢行した本作は、2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターのオーナーだった本田氏の「吉祥寺と井の頭公園を舞台とした映画を作りたい」という思いから生まれた青春映画。60年代と現在の2つの時代の公園や街を通し、3人の若者たちの夢を描いている。ある日、吉祥寺に住む大学生の純(橋本)のもとに、死んだ父の昔の恋人の佐知子(石橋)を探す高校生のハル(永野)がやってくる。2人は、佐知子の孫のトキオ(染谷)に出会い、佐知子の遺品からオープンリールテープを見つけたことをきっかけに、曲作りを始める。

 地元・熊本へ帰郷した際に「よく訪れていた公園に遊びにいきました」と明かした橋本。「改めてほんのり切ない気持ちになりました。また、時間が過ぎて『自分の過去が幻だったんじゃないか』って思うほど現実感がなくなっても、公園は形を変えないで存在し続けている場所だった」と振り返って「この映画も同じノスタルジックな気持ちを抱かせるんですが、最後は明るく前を向いて進めるような清らかな作品になったと思います」と作品の出来に自信をにじませていた。

 小学校3年生の時に吉祥寺でスカウトされた永野は「『PARKS』の前に撮っていた映画も、その後に参加した映画も全部吉祥寺が舞台だったんです。(吉祥寺は)自分にとってすごく思い入れのある街」とニッコリ。一方、染谷は「撮影はかなり前のようで、つい最近のようで…月日はあっという間に流れますね」と感慨深そうに話し「“時の流れ”というものに魅力を感じてもらえる作品です」と本作の魅力を述べていた。

 なお、この日は井の頭恩賜公園公式キャラクター・ひゃくさいくんも登場し、舞台挨拶を盛り上げていた。