平野美宇【写真:Getty Images】

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今大会初めてセット落とすも世界ランク25位を4-2で撃破

 卓球の韓国オープン(仁川)は22日、準々決勝で世界ランク11位の第5シード・平野美宇(エリートアカデミー)が同25位のツォン・ジエン(シンガポール)を4-2(14-12、6-11、11-5、7-11、11-7)で下し、4強進出を決めた。アジア選手権(中国)に続き、“中韓制覇”にあと2勝とした。

 第1セットはデュースにもつれ込む接戦となったが、12-12から強烈なバックハンドを決めて流れをたぐり寄せ、14-12で先取。第2セットはショットにミスが目立ち、6-11で今大会初めてセットを落とした。互いに1セットずつ奪い合い、迎えた第5セットを持ち味の攻撃的な卓球で11-5でものにすると、一気に第6セットも奪って試合を決めた。

 平野はアジア選手権で史上最年少優勝を達成。準々決勝からリオ五輪金メダルで世界ランク1位・丁寧、前回覇者で同2位・朱雨玲、同5位・陳夢と格上の中国勢から3戦連続で金星を挙げ、1月に史上最年少で全日本女王となった17歳が、日本勢21年ぶりのアジア女王となった。

 完全アウェーの卓球王国で、日本の天才少女が見せた躍進に国際卓球連盟(ITTF)サイトで「中国人選手の独占状態を終わらせた」と称賛され、今大会も第5シードながら優勝候補の本命に挙げられていた。

 今大会は石川佳純(全農)とのペアで挑んだダブルスは準々決勝で敗れたが、シングルでは1回戦で世界ランク78位のリン・イエ(シンガポール)、同23位のヤン・ハウン(韓国)にストレート勝ち。さらに準決勝進出を決め、“中韓制覇”にあと2勝とした。

 準決勝は、この後行われる早田ひな―石川佳純の勝者と対戦する。