パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで、州首相(右)に武器を手渡す反政府武装勢力の戦闘員(左、2017年4月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】パキスタン南西部バルチスタン(Balochistan)州の州都クエッタ(Quetta)で21日、反政府武装勢力の戦闘員約500人が政府に投降の意を示す式典に出席した。政府は同州で「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」に関連した開発目標の達成を目指している。

 州首相も出席した「投降式典」には、4つの反政府武装勢力から少なくとも幹部8人を含め、487人前後の戦闘員が参加。当局に武器を手渡し、パキスタンへの忠誠を誓った。

 鉱物資源が豊富なバルチスタン州では、2004年以降、武装勢力と政府軍との戦闘が相次ぎ、兵士と戦闘員の双方に多数の死者が出ている。

 一方、政府は同州で、中国の支援を受けた「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」のプロジェクトの下、道路をはじめとするインフラ整備に着手するなどして和平と開発を推し進め、武力闘争を大幅に減らしてきた。

 バルチスタン州は同国の4州の中で最大で、約700万人の人口を抱えている。しかし州民は長年、同州で産出されるガスや鉱物資源の利益の公正な取り分を受け取っていないとして不満を訴えてきた。
【翻訳編集】AFPBB News