WTTスマッシュ・ヒッツの記者会見で質問に答えるマリア・シャラポワ(2016年10月10日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】四大大会(グランドスラム)通算5度の優勝を誇るマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が全仏オープンテニス(French Open 2017)のワイルドカードを獲得する可能性を批判する人々は、優勝への脅威を排除したいだけだと、21日に同選手の代理人が発言した。

 米国に拠点を置くテニス記者のベン・ロゼンバーグ(Ben Rothenberg)氏はこの日、シャラポワの代理人を務めるマックス・アイゼンバッド(Max Eisenbud)氏の批判に対する反論声明をツイッター(Twitter)に投稿した。

 15か月に及んだ出場停止が明ける今月26日に、ドイツのシュツットガルト(Stuttgart)で行われるポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)で復帰を果たすことになっているシャラポワは、5月15日にワイルドカードを手にして全仏の出場が可能になるか否かが判明する。

 しかし、アニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska)が母国ポーランドのメディアに対し、シャラポワはワイルドカードを与えられるべきではないと発言した数時間後、アイゼンバッド氏は、ラドワンスカとシュツットガルト大会にワイルドカードで出場することを批判したキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に反論した。

 アイゼンバッド氏は、「『熟練』選手のラドワンスカやウォズニアッキはグランドスラム未制覇で、次世代の選手に追い抜かれていっている。抜け目なくマリアを(全仏開催地の)パリ(Paris)に立ち入れないようにしている」と語った。

 またアイゼンバッド氏は、妊娠を発表したセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)、出産を控えるビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)、負傷中のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)を引き合いに出し、「セレーナも、マリアも、ビカもペトラもいない。彼女たち(ラドワンスカとウォズニアッキ)にとってはスラム制覇の最後のチャンスだ」と付け加えた。

 シャラポワとの通算戦績を2勝13敗としているラドワンスカは地元メディアに対し、復帰すればシャラポワは「いやな」存在になるとしたものの、実力者の出場する大会に名を連ねるには練習を重ねて、下から這い上がるべきだとはっきり語った。

「こういった形での大会エントリーは、負傷や病気、偶発的な出来事でランキングを下げた選手に適用されるべきで、ドーピングで資格停止になった選手は違います。マリアは違った道で、小さな大会で順位を取り戻すべきなのです」

「現時点で彼女は全仏とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)に招待されていませんが、そのままであるべきだというのが私の意見です。彼女はしっかりとしたプレーをした上で自分の枠を確保すべきなんです」とラドワンスカは続けた上で、自身が大会の責任者であればシャラポワにワイルドカードは与えないと付け加えた。
【翻訳編集】AFPBB News