「Jリーグの歴史を感じた」 2万ゴール決めた21歳FWは“持っている男” 昨年決めたゴールも…

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金子が川崎戦でJ1通算2万ゴールのメモリアルゴール

 清水エスパルスは21日に行われたJ1第8節で川崎フロンターレと対戦し、敵地で2-2と引き分けた。

 この試合、最も注目を集めたのは、残り1得点に迫っていたJ1通算2万ゴールの達成。そして、メモリアルゴール達成でJリーグの歴史にその名を刻んだのは、清水の21歳MF金子翔太だった。

 前半14分、右サイドからのグラウンダーのクロスがファーサイドに流れたところを、左足で押し込み先制。これがJ1通算2万ゴール目となった。

「チーム全員の狙い通りのカウンターで手にしたゴール。(メモリアルゴールは)狙っていこうと思っていましたけど、テセさんがいいパスを出してくれて。決めた時は分からなかったんですけど、後から知って、素直に嬉しかった。Jリーグの歴史をひしひしと感じた」

 金子はこの日のゴールを笑顔で振り返った。21歳とまだプロキャリアは浅いが、実はこの日のような印象的なゴールを決めたのは、これが初めてではない。

清水をJ1に導いたゴール

 昨季J2最終節の徳島ヴォルティス戦、後半23分に途中投入された金子は、そのわずか5分後の同28分に殊勲の決勝ゴール。最終節で2位に滑り込み、自動昇格を決めた清水の救世主となった。

 小林伸二監督も「(2万ゴールは)テセか枝村だろうなと思っていたけど、やっぱりこういうところで決められる選手なんだな」と、重要な局面でゴールを決める勝負強さに舌を巻いた。

 FW鄭大世は、「正直、悔しい。昇格決めたゴールもあいつだから。メモリアルゴールを決めたからには、今後もっとゴールを量産していけと伝えたい」と、主将なりの厳しい激励を送った。

 163センチの小柄なアタッカーは、昇格決定ゴールにメモリアルゴールと、記憶にも記録にも残るような得点を奪う“持っている男”であることは間違いなさそうだ。

【了】

城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images