“森友”新理事長会見 保育園には改善勧告

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 小学校の建設計画を断念した学校法人「森友学園」が21日、裁判所に民事再生法の適用を申請した。負債総額は17億円近くにのぼる。森友学園の新理事長・籠池町浪氏が21日夜、記者会見を行った。

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 会見場に現れたのは、父・籠池泰典氏に代わって理事長に就任した長女の町浪(ちなみ)氏だった。

 籠池町浪理事長「今回、民事再生ということで、提出をさせていただきました。森友学園の一種新しい決意として、また見守っていただければなと」

 新理事長は、裁判所に民事再生法の適用を申請したことを明らかにした。

 さまざまな疑惑が浮上し、断念した小学校開設。土地購入や建物の建築などによる負債は、約16億7000万円にのぼる。今後、森友学園は幼稚園の運営を続けながら、裁判所の管理の下で再建を目指すことになる。

 籠池町浪理事長「(民事再生法の適用申請は)私自身が判断をいたしました」

 Q:籠池前理事長には相談せずに?

 籠池町浪理事長「はい。4月からは私がこの学園の理事長だと思いながら走ってまいりましたので、その中で出した結論でございます」

 Q:籠池前理事長に報告は?

 籠池町浪理事長「報告はしておりません」

 Q:現在、両親(籠池前理事長夫妻)はどうしてる?

 籠池町浪理事長「分かりません。基本的には連絡をとっておりません」

 籠池前理事長夫妻は、今後、幼稚園の運営に関与しないという。

 一方、連絡をとっていないという母・諄子氏は20日、逆風の中にいた。

 母・諄子氏「や、やや…、やりますよ! 保護者のためにもやりますよ!」

 幼稚園の運営には関わらないが、系列の保育園の園長を務めている諄子氏。

 保育園では問題発覚後に保育士が相次いで退職。大阪市の規定では一日最低6人の保育士が必要だが、4人しかおらず、市は20日までに人材確保の計画を提出するよう求めていた。

 諄子氏は20日、大阪市役所で市の担当者と面談を行ったが…。

 諄子氏とみられる声「聞いてください! こっちの立場も聞いてください! お願いしますから!」

 興奮した様子で保育園の存続を訴えたが、具体的な計画は示されなかった。

 大阪市は21日、「改善勧告」を出し、今月28日までに保育士を確保するよう指導。確保できない場合、最終的に保育園を休園させることも視野に入れているという。