Appleで発生した労働災害に関する内部文書がメールの誤送信により流出しました。その中には、AR(拡張現実)の開発過程で発生したとみられる事故が含まれています。

70件の労災事故を含む報告書が流出!

米メディアGizmodoは、Appleの従業員が関連した約70件の労働災害報告書を入手したと報じています。
 
報告書には、社員食堂で魚を焼いていて火傷した事故、漏電しているリチウムバッテリーの臭いを嗅いで気持ちが悪くなった事故に加えて、Appleが開発中の新製品に関係するとみられる事故も含まれています。

AR用ヘッドマウントディスプレイが原因と思われる事故も

報告書には、興味深い事故についての記述があります。
 
2月21日に、プロトタイプ部門で発生した事故については、「実験の被験者が目に不快感を訴え、実験中、数か所にレーザー光線が見えたと話しており、眼科医の診察を受けた」とあります。
 
3月2日には、「従業員が新しいプロトタイプの実験後に目の痛みを訴えた」と記されています。
 
Apple内部の情報源によると、これらの事故はAppleが力を入れるAR用ヘッドマウントディスプレイなどによるもの、とのことです。

2015年にAR技術企業を買収、Microsoftから引き抜き

AppleがAR関連の研究開発に取り組んでいることは、ティム・クック最高経営責任者(CEO)の、AR技術に投資していることを認める発言からも確実と見られています。。
 
2015年にAppleはAR関連技術企業Metaioを買収しているほか、MicrosoftからHoloLens担当の技術者をまとめて引き抜いており、この年は本格的に研究が開始された時期だったのかもしれません。

 
 
Source:Gizmodo
Photo:ComputerBild
(hato)