ダイエット成功の予備知識。お菓子のカロリー、ちゃんと知ってる?

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ちょっとした息抜きや楽しみとしてお菓子を食べることはあると思いますが、やはり気になるのがそのカロリーですよね。なんとなくで食べているものが意外と高カロリーなんてことも多々あります。

今回はお菓子を選ぶ上で参考にしたいカロリーの一覧と、三食とあわせた上手な食べ方を管理栄養士の筆者がご紹介します。

全体の傾向としては、和菓子のほうが低カロリー

一般的に、和菓子より洋菓子のほうがカロリーは高めです。これは和菓子には砂糖が多く含まれていますが、洋菓子は砂糖に加えて脂質も多いので合計のカロリーが高くなるからです。特にメロンパンは非常にカロリーが高く、一つで牛丼一杯分ほどのカロリーがあるものもあります。

それでは一人が一回に食べる量をベースに、お菓子のカロリーを見ていきましょう。

低カロリーのお菓子・・・0〜200kcal

・ところてん(100g・中一パック)

・まんじゅう(35g・中一個)

・カステラ(50g・一切れ)

・チョコレート(15g・板チョコ1/5枚)

・ポテトチップス(30g・1/2袋)

・あんぱん(60g・中一個)

・プリン(110g・中一個)

・練りようかん(60g・一切れ)

中カロリーのお菓子・・・〜300kcal

・シュークリーム(90g・中一個)

・クッキー(50g・中五枚)

・どらやき(85g・中一枚)

・せんべい(65g・薄めのもの六枚)

高カロリーのお菓子・・・300kcal以上

・ジャムパン(100g・一個)

・チーズケーキ(100g・一切れ)

・ショートケーキ(150g・一切れ)

・アイスクリーム(155g・一カップ)

・メロンパン(120g・一個)

低カロリーに属しているチョコレートやポテトチップスなども、板チョコを一枚食べたり、ポテトチップスは一袋丸ごと食べてしまう場合も多いと思いますので、量に要注意です。

カロリーだけで、帳尻合わせをしないこと

間食のカロリーの目安は一日200kcalとされています。これを一つの目安にするとともに、高カロリーのものをとった日は食事の量を減らすなどして調整するようにしましょう。

ただし、カロリーだけで帳尻を合わせれば良いというものではありません。食事には間食ではとることが難しいビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれているからです。間食を多くとったときはごはんの量を少なめにしたり、油ものを控えることに加えて、逆に野菜や海藻、きのこなどはいつもより多めにとる工夫が必要です。

いかがでしたか? 今回はおやつのカロリーと、その付き合い方についてご紹介しました。栄養価が低く、余分なカロリーになってしまうとはいえ、気の置けない友人との時間を彩ってくれたり、満足感を得てストレスが軽減されるなど良い面もあります。排除するのではなく、うまく付き合える食べ方を身に着けていきましょう。

【参考】

※ お菓子にはどのくらいのカロリーが含まれているのでしょう - 厚生労働省

※ 子どもの食育 - 農林水産省

【画像】

※ kikovic / Shutterstock

【筆者略歴】

圓尾和紀

“日本人の身体に合った食事を提案する”フリーランスの管理栄養士。TVや雑誌の出演、講演、執筆、カウンセリングなどで活動中。「カラダヨロコブログ」は月間アクセス20万以上。著書“一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方”が2017年4月24日に発売予定。