▽21日に明治安田生命J1リーグ第8節の川崎フロンターレvs清水エスパルスが等々力陸上競技場で行われ、2-2のドローに終わった。

▽第7節終了時点で、3勝1敗3分で6位につける川崎F(勝ち点12)と、3勝3敗1分で9位につける清水(勝ち点10)の一戦。前節のコンサドーレ札幌戦を1-1で引き分け、公式戦を3戦連続ドローと勝ち切れない試合が続く川崎Fは、先発メンバーを3人変更。田坂と長谷川に変えて阿部と大塚を起用した。また、累積警告により出場停止となったハイネルに変えて三好が今シーズン初先発を果たした。

▽一方、前節の大宮アルディージャ戦を1-1のドローで終え、今季2度目の連勝を飾ることができなかった清水は、先発メンバーを2人のみ変更。二見と村田に変えて角田と枝村を起用した。

▽J1通算2万ゴールの達成も注目されているこの一戦。試合は川崎Fがボールを支配するも、清水の積極的なプレスに苦しみ、シュートまでつなげられない低調な立ち上がりとなる。

▽すると、最初に仕掛けたのは清水。7分、金子からのスルーパスを受けた枝村がボックス右からシュートも枠を外す。対する川崎Fは8分、ボックス左外からの小林のクロスを阿部が頭で合わせるも、枠を捉えることができない。

▽その後は、再び川崎Fがパスを回して相手の隙を探るも、安易なミスが見受けられ、不安定なビルドアップを繰り返してしまう。すると清水が一瞬の隙から先制点を奪う。14分、ボックス右外でパスを受けた鄭大世がゴール前にグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドに流れたボールを走り込んだ金子が左足で合わせると、GKチョン・ソンリョンの手を弾いてネットを揺らした。この得点がJ1通算2万ゴール目となった。

▽先制を許した川崎Fは攻勢を強める。18分、最終ラインからのロングボールを強引に収めた小林が右足でシュートを放つも枠外に。さらに29分、敵陣中央でパスを奪った三好がボックス手前に侵攻し、左足を振り抜くも、わずかにゴールを外れる。

▽立て続けにチャンスを作られた清水は34分、敵陣中央でパスを受けた野津田が左足を振り抜き、強烈なシュートでゴールを強襲。GKチョン・ソンリョンに落ち着いて対処されるも、川崎Fをけん制する。

▽攻勢を続ける川崎Fは終盤、持ち味であるパスワークから決定機を迎える。40分、左サイドを突破した小林から阿部、大塚、三好を経由してボックス右に迫ると、登里が相手DFの股を抜いてゴール前にパスを供給。走り込んだ小林が足を伸ばすも、わずかに届かず。1-0で清水がリードして試合を折り返す。

▽後半に入ってもボールを保持する川崎Fだが、中央を固めた清水の守備にてこずり、攻めあぐねる時間帯が続く。それでも辛抱強く清水ゴールへ迫ると、阿部の移籍後初ゴールで同点に追いつく。62分、ボックス右手前でパスを受けた三好が左足でボックス左にクロスを供給。これを走り込んだ阿部が左足で合わせると、GK六反に触られるも、左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

▽試合が振り出しに戻ると、両者の攻防は激しさを増す。すると、リズムを取り戻した川崎Fが逆転に成功する。73分、右サイドでパスを受けた三好が左足でクロスを供給。これを収めた小林がゴール前右で粘りボックス中央に落とすと、反応した中村が右足で合わせゴール左隅へ突き刺した。

▽逆転を許した清水は猛攻を仕掛けたいものの、応戦する川崎Fに時間を使われてしまう。このまま終了かと思われたが、試合終了間際のラストプレーにドラマが待っていた。後半アディショナルタイム5分、白崎のスルーパスにボックス右外へと抜け出した途中出場のチアゴ・アウベスがカットインから左足を振り抜くと、これがニアサイドを射抜き、Jリーグ初ゴールで同点に追いつく。

▽結局そのまま試合が終了。一度は逆転をした川崎Fだったが、ラストワンプレーで追いつかれ、これで公式戦4戦連続ドロー。一方の清水は、なんとか引き分けに持ち込んだものの、金子のJ1通算2万ゴール目を勝利で飾ることはできなかった。