キヤノンの最新ミラーレスカメラ「EOS M6」が4月20日に発売。それを記念して、なんと渋谷に「EOS M6 CAFE」なるものが登場しました。今回はその概要や狙いについて探りつつ、EOS M6の魅力やEOS M5との違いについて改めてご紹介したいと思います。

↑カラーはブラックとシルバーの2色展開。参考価格/9万9050円(ボディ)

 

EOS M6とEOS M5の違いは?

EOS M6は、有効約2420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載したミラーレスカメラ。前モデル・EOS M3と画素数は同じですが、最新の映像エンジン「DIGIC 7」を搭載したことで、全体的に撮影性能が進化しています。特に、高感度撮影時のノイズ耐性や解像感が向上しており、常用最高感度はISO25600まで上昇しました。

 

また、新たに同社の独自技術「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載したことも大きなトピック。これにより、撮影条件に左右されず高速・高精度なピント合わせが可能になりました。

 

ここまでの特徴は、昨年11月末に発売されたEOS M5と同等のもの。では、両者はいったいどこが違うのでしょうか?

↑EOS M5。参考価格/12万1500円(ボディ)

 

最も大きな違いとしては、EOS M5はEVF(電子ビューファインダー)を内蔵していますが、EOS M6は内蔵していないという点が挙げられます。EOS M5はファインダーをのぞきながらタッチ操作でピント位置を操作できる新機能「タッチ&ドラッグAF」も搭載しており、ファインダー撮影に慣れたユーザーであればこちらが便利でしょう。

 

一方のEOS M6は、EVFを搭載していないぶん、スリムかつ軽量なのが魅力。ファインダーのでっぱりがないので、小さなバッグで気軽に持ち運ぶことができます。

 

また、状況によってはファインダー撮影も行いたいというユーザーのために、外付けの「EVF-DC2」も発売中(参考価格/2万4860円)。

↑EVF-DC2装着時。単品販売はブラックのみ。EOS M6とセットになった5000台限定のEVFキットも用意されていますが、こちらは逆にボディ、EVFともシルバーのみ

 

そのほか、ボタンの配置や操作性、価格などでも違いがあるので、撮影スタイルや好みに応じて選ぶとよいでしょう。

異色ムードのお披露目会――EOS M6 CAFEの狙いは?

EOS M6の発売に合わせ、4月20日から5月18日の期間限定で「EOS M6CAFE」がオープンします。場所はなんと渋谷・LOFTの2階にある渋谷シティラウンジ。若者が数多く集まる渋谷の中心地です。

↑EOS M6 CAFEの外観。入り口近くには貴重なクラシカルカメラの展示スペースも設けられています

 

前日に行われたプレス向け内覧会に参加してきましたが、いつもの発表会とは明らかに雰囲気に違います。それもそのはず、今回の取り組みのコンセプトは「カメラ×ファッション」。6人のファッショニスタとコラボし、カメラとファッションを体感できる空間を目指したそうです。

↑今回アンバサダーに任命された6名のファッショニスタ。左から、三好 良さん(1LDK ディレクター)、横町 健さん(anea design 代表・Botanize ディレクター)、安武 俊宏さん(BEAMS プレス)、三浦 由貴さん(GMT inc. プレス)、田中博教さん(ザ・ノース・フェイス プロモーション)、原田 学さん(スタイリスト)

 

↑店内にはファッショニスタが撮影した写真の展示スペースや、タッチ&トライコーナー(写真中央)も用意されています

 

さらに、展示だけにとどまらずオリジナルメニュー「和牛ブラックカレー」まで用意する気合いの入れよう。これはEOS M6のブラックボディをイメージしているそうです。

↑価格は、ミニサラダと1ドリンクつきで平日11:00〜16:00は税別1000円、それ以外の時間帯は税別1200円。会場で試食しましたが、思ったよりも肉の塊がゴロゴロ入っており、満足度は高かったです

 

以上のようにかなり力の入っている試みですが、その狙いはどこにあるのでしょうか?

 

プレス内覧会で主催者代表として挨拶をしたキヤノンマーケティングジャパン イメージコミュニケーション企画本部本部長、相川 弘文氏によると、このカフェの狙いは「これまでコミュニケーションをとれていなかった層にアプローチする」ため。つまり、従来のキヤノンユーザーだけではなく、新規ファンを獲得したいという思いがあるようです。

 

そのため、あえてこれまでのブランドイメージにはなかった若者の街・渋谷にカフェを開いたのでしょう。クラシカルなボディデザインに先進技術を搭載したEOS M6は、若者に新鮮な印象を与えるはず。そういった意味でも、新規キヤノンファン獲得の先鋒を務めるのにぴったりなカメラなのかもしれませんね。