Amazon Lexが一般公開。会話型アプリの作成をAlexaの深層学習技術で支援

写真拡大

Amazonが昨年11月に発表し、一部のユーザーにプレビューとして公開していた会話型インターフェース構築サービス Amazon Lexをすべての開発者が利用可能になったと発表しました。

Amazon Lexは同社の音声AIアシスタントAlexaでも利用されている、音声をテキストに変換する深層学習機能を用いた自動音声認識 (ASR)と、テキストの意図を理解するための自然言語理解 (NLU) をクラウド上で利用できるようにするもの。これにより、開発者は自然言語での高度な対話ボット (チャットボット) を短時間で簡単に構築できるようになるとしています。

▲NASAのロボット大使、Rov-EもAmazon Lexを採用し、会話によるコミュニケーションを実現しています[Image / NASA]

これに先立ち、Amazonは先週、Amazon Echoの7つのマイクを使った音響設計、ノイズリダクション技術などをサードパーティー向けに公開しました。招待制ではありますが、多くのメーカーにAlexa搭載製品のリリースを促すのが狙いです。

音声AIアシスタントは、AmazonのAlexaのほか、AppleのSiri、GoogleのGoogleアシスタント、MicrosoftのCortana、そしてSamsungのBixbyと各社が力入れている分野です。その中でも、Amazonは早くからサードパーティー向けにAlexaを解放しており、今年の1月に開催された世界最大の家電見本市CES 2017では、多数のAlexa搭載製品が発表されていました。自身でもiOS向けアプリにAlexaを搭載するなど積極的な展開を行っています。

今回のAmazon LexもそんなAlexaで培われた技術を一般に開放するもので、他社との差がますます広がりそうです。ただし、残念ながらLexも日本語は理解してくれません。Amazon Lex、そしてAlexaの日本語対応を期待したいところです。

なお、日本語対応の会話型インターフェース搭載製品としては、LINEのスマートスピーカーWAVEが今夏に発売を控えています。どの程度自然に日本語を扱えるのか、Alexa上陸の前にシェアを確保できるのかという点でも注目したい製品です。