中川俊直氏のホームページより

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妻ががんの闘病中でありながら、週刊誌で女性問題を報じられた自民党の中川俊直衆院議員。相次ぐ不倫報道に、世間は厳しい目を向けているが、フィフィはそこに日本での不倫に対する風潮の変化を感じ取ったという…。

不倫の防止策としての婚前契約

 奥さんが大変な時期の不倫。本当に呆れます。

 いったいどのようにすれば不倫を防ぐことができるのか。ここではそのひとつの防止策として、“婚前契約”の可能性について考えてみたいと思います。

 結婚をふたりの愛のゴールというよりも、契約としてとらえる婚前契約。私自身もしたことがあります。中東ではよくあるんです。政府ができる前なんかは、社会保障が確立していませんでしたから、この婚前契約は離婚後の女性を守るための習わしでもあったわけです。

 だけど、私は日本で育っていたので、結婚をするというときに「婚前契約をしなさい」とエジプト人の母にいわれ、ちょっと戸惑いました。たとえば、これから結婚する、愛し合っている絶頂のときに「財産分与」とか「慰謝料」とかいった現実的な契約を交わすわけですからね。

 だから私の場合は、そもそも離婚するなんて思わなかったので、婚前契約で不履行をした方が“1億円支払う”というような、今考えれば実現不可能な条項を入れてしまったんですよね。母は呆れていましたが(笑い)。

 こうした婚前契約が完全に不倫の抑止力になるのか否かは、人それぞれだとは思いますが、不倫欲を少なからず自制する効果は発揮してくれると思うんですよね。

世間の不倫に対する風潮の変化

 日本においても婚前契約が有効なのではないかと思った背景には、世間の不倫に対する風潮の変化もあります。

 テレビなどではいまだにコメンテーターの方たちから「浮気を大目に見てくれるのがデキた嫁」といった類いのコメントを耳にすることがありますが、それって昭和の女性、昭和の良き妻の話ですよね。

 だからこそ、平成になって間もない1993年、川崎麻世さんが不倫釈明会見をした際、妻であるカイヤさんが後ろで腕組みをしていた光景が当時の日本人には衝撃的だったわけです。

 だけど近年では、不倫には怒っていいんだという風潮になってきていますよね。社会がモラルを求めだしているところがある。道徳的なものを破っているから、不倫はダメだというね。

 そうしたモラルに対して厳しい目を持つ人たちが増えてきている状況下では、結婚にもルールがある、契約なんだと。つまり婚前契約もある程度受け入れられるんじゃないかなと思うんです。婚前契約まではいかなくとも、ふたりのなかでルールを決めるご夫婦はこれから増えてくると思いますよ。

 今や女性たちのなかで、不倫をした男性に対して与える“罰”を共有するサイトすらあるそうです。隠れて靴下でダシをとるといったようなね(笑い)。我慢する女性が美しいという価値観は薄れてきているし、不倫を黙って許す時代は終わりましたよね。

 まあ、そういうものでしか不倫を防止できないというのは悲しいし、そもそも防止する以前に不倫願望を持ってほしくはないんですけどね。

<構成・文/岸沙織>