中国の宅配はめちゃくちゃだ。重慶で撮られたという映像では、倉庫のような建物に小包がいっぱい積み上げられていて、作業員が仕分けているのだが、乱暴にぶん投げる。運搬車の積み下ろしも放り投げだ。ネットには苦情が溢れている。「職場に送った荷物が1か月経っても届かない」「届いた荷物が粉々に壊れている」

消費者センターへの苦情の90%以上が宅配便に関するものだという。中国の宅配事情に詳しい専門家は「購買動向が急激に伸びているのに、物流のインフラがついていけないんです。物流はずっと前の時代のまま」という。自動化されているのはわずかにベルトコンベアくらいのもので、そこに乗せる時もぶん投げである。

扱い個数急増、人手不足で「丁寧にやってられないよ」

中国でもインターネット通販の拡大で宅配が急増している。2011年には37億個だったものが16年には313億個、政府は「2020年までには700億個になる」と見ている。ちなみに、クロネコヤマトは8億個である。

人手不足もひどい。運転手や作業員は配達数が増え労働時間が長い宅配より、収入が多くて労働時間が短いフードデリバリーに流れてしまうらしい。人手が足りないのに荷物は増え続け、さらに「早く届けろ」と要求されて、業者はとにかく早く処理するため荷物の扱いは二の次なのだ。

司会の羽鳥慎一「それにしても、ぶん投げはすごいね」

野上慎平アナ「届いた時には、四角いダンポールが丸くなってたなんていう話もあります」

羽鳥「数が違いますよね」

野上「中国人は通販で届いたものが気に入らないと、すぐ返品するというんです。これがまた個数の増加になる」

玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「日本では、仕分けは機械がやって配達で人が足らなくなっていますが、仕分けも手作業で、荷物が増え続ければこうして放り投げることになるのかなあ」