EVスポーツコンセプトの「ニッサン ブレードグライダー コンセプト」は、前席はドライバーが1人、後席は大人2人が座れる独立式の2座が用意されていて、ガルウィング式のドアを上に開けて乗り降りします。

世界に2台しかないコンセプトカーですからステアリングを握る機会は残念ながらありませんでしたが、後席に座ってサーキット(袖ヶ浦フォレストレースウェイ)を同乗走行することができました。

後席への乗り込みは、頭上にやや注意をして、足元のサイドシルさえクリアしてしまえば「楽」とまではいきませんが、苦労するほどの乗降性ではありません。

ピタリと身体をサポートしてくれるシートと4点式シートベルトを締めてスタートした瞬間、電動車両らしい強烈な加速Gとともにスムーズに発進します。

そのまま1コーナーに突入。フロントは1輪ではなく2輪ですが、リヤよりもトレッドが狭く見えますので、コーナーをちゃんと曲がれるのか? 盛大なロールに襲われるのでは? という不安がよぎります。

しかし、あっけなく、しかも安定した姿勢のままコーナーをクリア。足まわりは前後ともにダブルウィッシュボーンで、ウィリアムズの高い技術も後押ししているのでしょうが、思ったよりも普通に走るという印象です。

あくまで同乗走行ではありますが、EVスポーツスポーツカーとしてパッケージングや安全面などがクリアできれば市販化も夢物語ではなさそう。

なお、インホイールモーターの課題のひとつである、バネ下重量が重くなることによる乗り心地の悪化は、良好な路面であるサーキットではありますが、ほとんど気になりませんでした。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、日産自動車)

【関連記事】

EVコンセプトカーの「ニッサン ブレードグライダー コンセプト」をサーキットで披露
https://clicccar.com/2017/04/21/464523/

強烈な加速と安定したコーナリングが印象的。EVスポーツコンセプト「ニッサン ブレードグライダー コンセプト」に同乗(http://clicccar.com/2017/04/21/464564/)