中国メディア・今日頭条は19日「日本で最高の価値を持つ乗用車が、今年10月に中国にやって来る」とする記事を掲載した。記事の言う「最高の価値を持つ乗用車」とは、トヨタの水素燃料電池車・ミライだ。(イメージ写真提供:(C)Thampapon Otavorn/123RF)

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 中国メディア・今日頭条は19日、「日本で最高の価値を持つ乗用車が、今年10月に中国にやって来る」とする記事を掲載した。記事の言う「最高の価値を持つ乗用車」とは、トヨタの水素燃料電池車・ミライだ。

 記事は「これまで、トヨタは中国市場に対して友好的ではなかった。一汽トヨタも広汽トヨタも製品のラインナップが不十分だったし、レクサスは中国生産計画がないし、プリウスは中国国内で販売停止するし。そして、トヨタが最高技術を駆使した水素燃料電池車・ミライもまだ中国にやって来ていない」とした。

 そのうえで「ついに、長らく待たされたトヨタファンが心を穏やかにすることができそうだ。トヨタがミライを中国国内の小さな範囲で実証実験を行う計画を明らかにしたからだ。今年10月、2タイプのミライが中国に来る」と伝えている。

 記事によると、現在中国では北京、上海、広州などの大都市に5カ所の水素ステーションがあり、積極的に燃料電池車向けのインフラ整備を進めているという。「あと何年もしないうちに、消費者が購入を検討するのは電気自動車でもガソリン車でもなく、水素燃料電池車になるかもしれない」とのことだ。

 記事はまた「トヨタは現在中国国内でカローラ、レヴィンのハイブリッド車を主に売り出しており、販売数も徐々に増えている。ミライの到来は、トヨタの環境に優しいイメージを消費者に持たせることになるだろう。さらに、エコカー補助ばかりを目当てにして電気自動車を生産している中国メーカーを、水素燃料電池の方向に導くうえでも役立つだろう」と説明。その一方で、水素燃料を貯蔵するうえでの課題や、爆発しやすいというリスクもあることを併せて説明している。

 中国のネットユーザーからは「これこそ新エネルギーの未来。電池は過渡的なものに過ぎない」との意見が出ている。中国国内でミライが普及するのはもう少し先だろうが、その登場は中国の自動車業界に少なからぬインパクトを与えることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Thampapon Otavorn/123RF)