厚生労働省によれば、2015年における日本人男性の平均寿命は80.79歳、女性は87.05歳となり、いずれも過去最高となった。世界でもっとも長寿なのは香港人であり、男性は81.24歳、女性は87.32歳といずれも日本人を上回ったが、それでも日本人は世界的に見て長寿だと言える。(イメージ写真提供:123RF)

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 厚生労働省によれば、2015年における日本人男性の平均寿命は80.79歳、女性は87.05歳となり、いずれも過去最高となった。世界でもっとも長寿なのは香港人であり、男性は81.24歳、女性は87.32歳といずれも日本人を上回ったが、それでも日本人は世界的に見て長寿だと言える。

 経済成長を背景に、人びとの生活水準が向上している中国でも平均寿命が伸びてきているが、それでも2010年時点で男性は72.38歳、女性は77.37歳と日本人に比べて寿命は随分短いのが現状だ。

 中国メディアの今日頭条は11日、「日本人が長寿である理由」について考察する記事を掲載し、主に日本人の食習慣に着目し、日本人がよく口にしている食べ物のいくつかを取り上げ、それらの食品に含まれる成分が健康維持や老化防止にどのような影響を与えるかを伝えている。

 記事はまず、日本人は野菜、海藻、青魚を積極的に食べていると紹介。野菜は中国でも身近なものだが、日本と違って中国では生野菜を食べる習慣がほとんどない。海藻や青魚が健康に良いことは日本では広く知られているが、中国では沿岸部を除いてあまり食べられていないのが現状だ。青魚にはDHAやEPAが多く含まれ、日本人は青魚をよく食べる習慣があるため、中国人よりDHAやEPAを多く摂取できているというのは事実だろう。

 また、食べ物のほかに長寿の要因として取り上げているのは、「少食と薄味の食習慣」だ。実際、日本には腹八分目という言葉があるが、日本を訪れたことのある中国人のなかには「日本料理は少ないうえに味気ない」と不満を口にする人は少なくない。濃い味付けの中華料理に舌が慣れていれば、素材の味を生かす日本料理の味付けが薄く感じられるのは仕方ないことだ。だが、塩分の過剰摂取は高血圧につながることはよく知られており、「少食と薄味の食習慣」が日本人の長寿の秘訣というのは一理あるだろう。

 中国人はもともと健康志向が強い国民性であり、生活水準の向上に伴って健康意識がさらに高まっていると言われるが、生活水準が向上したことで生活習慣病を発症する人も増えているのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)