魚やニンニク、タマネギといった食材は美味しいですが、強い臭いを発することで知られる食材です。これらの食材に触れた後、手についた臭いにはどのように対処していますか? 石鹸やハンドソープで洗うだけではなかなか臭いが落ちないものなのですよね。もっと臭いが落ちて手にもやさしい石鹸でもあれば良いのに……。そんな臭い対策で注目されている石鹸が、ステンレス石鹸なのです。

ステンレス石鹸とは?

ステンレス石鹸、またはステンレスソープと呼ばれるこの石鹸は、石鹸と呼ぶにははなはだ疑問に思えるステンレスのカタマリです。一応石鹸と名乗るだけ合って、石鹸のような形を帯びています。ちなみに魚やニンニク、タマネギといった食材から手に付着した臭いは、金属製のなべや、流し台などで手をまんべんなくこすることで落ちるといわれているのですが、まさにこの効果をひとつの石鹸に体現したのがステンレス石鹸だといわれています。ステンレス石鹸は、臭いが気になる手元にこすりつけることで、ニンニクやタマネギ等の嫌な臭いを除去してくれるのです。

どうしてステンレスのカタマリが臭いを落とすのか

ただのステンレスのカタマリにすぎないステンレス石鹸で、何故こびりついた臭いが落とせるのかが気になるところですよね。これは強い臭いを放つ、魚やニンニク、タマネギ等の性質に大きく関係があるようです。魚やニンニク、タマネギといった食材から手に付着する成分は、難水溶性という性質を孕んでおり、水に溶けにくく、石鹸だけでは臭いが落ちにくい傾向にあります。ここでステンレス石鹸の出番です。これら難水溶性の性質を孕む成分が、ステンレス石鹸の金属成分に反応し、難水溶性から水溶性の性質へ変換してくれるのです。ステンレス石鹸が水洗いで落ちにくい臭いを落としやすくしてくれるということ。メカニズムも明らかになっているステンレス石鹸なのです。

ステンレス石鹸の使い方

ステンレス石鹸の使い方は非常にかんたん。臭いが付着した手を、まず通常通り普通の石鹸で泡立てます。次に臭いが気になる部分にステンレス石鹸をこすりつけます。あとは汚れを水で洗い流すだけです。まだ臭いが残っているなと感じたら、これを繰り返せばOK。使った後のステンレス石鹸は、汚れたまま放置せず、きちんと洗って清潔な状態を保っておきましょう。表面に汚れが付着することで、せっかくのステンレス石鹸の効果が発揮できなくなるためです。いつも調理時の手の嫌な臭いに悩んでいるというあなたは、一度ステンレス石鹸を試してみてはいかがでしょうか。


writer:サプリ編集部