韓国ソウルの鉄道駅で、北朝鮮の故・金日成主席の生誕105年を記念したパレードの映像を眺める人(2017年4月15日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】国連安全保障理事会(UN Security Council)は20日、北朝鮮による16日のミサイル発射を強く非難する声明を発表した。北朝鮮が情勢を「不安定化させる行動」を続ければ新たな制裁を科すと警告した。声明は以前の草案にロシアが異議を唱えたため発表が見送られていた。

 安保理は声明で、北朝鮮に対して新たな核実験をしないよう要求。北朝鮮による「違法なミサイル活動は域内外の緊張を大いに高めている」とも批判した。

 安保理は、北朝鮮のミサイル発射をめぐる危機に対処するため「制裁を含むさらなる重大な措置を取る」と警告。これまでの声明でも北朝鮮に対する「さらなる措置」を警告していたが、今回は「制裁」という文言を含めており、より厳しい姿勢を示した格好だ。

 米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使は「制裁やその他の措置を検討しなければならなくなれば、そうするだろう」と記者団に語った。

 米国が起草した今回の声明にはロシアも同意した。ロシアが求めていた「対話を通じた」平和的な解決の必要性を強調する文言が盛り込まれた。

 安保理は19日に声明を発表する方向で調整していたが、以前の草案は北朝鮮の後ろ盾である中国も支持していたにもかかわらず、ロシアが異議を唱えたため、声明発表が見送られていた。

 ただロシアのペトル・イリチェフ(Petr Iliichev)国連大使代理は、声明の発表は阻止していないと主張。合意に向けた協議を米国が「唐突」に打ち切ったと批判した。

 声明を発表するには15理事国すべての賛同が必要。
【翻訳編集】AFPBB News