振り切った演技が見もの (C) Rook Films Freefire Ltd/The British Film Institute/Channel Four Television Corporation 2016

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 マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、2016年の第41回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門(世界のエッジのきいた映画を上映する部門)において観客賞を受賞した「フリー・ファイヤー」のキャラクターポスター10点が、一挙公開された。

 「ルーム」や「キングコング 髑髏島の巨神」で知られるオスカー女優ブリー・ラーソン、「第9地区」のシャルト・コプリー、クリストファー・ノーラン監督作品に多数出演するキリアン・マーフィ、「コードネーム U.N.C.L.E.」のアーミー・ハマー、「シング・ストリート 未来へのうた」のジャック・レイナー、「高慢と偏見とゾンビ」のサム・ライリーが結集。銃の取り引きを行うために倉庫に集まった2組のギャングが、ささいな口論から関係がこじれ、銃撃戦を繰り広げるさまを描く。

 キャスト陣のこれまでのイメージをくつがえすような怪演が話題を集めているが、ポスターではそれそれが演じる濃いキャラクターが、70年代風のカラフルでポップなデザインによって強調されている。さらに、「キレ者の武闘派」「ナルシストな伊達男」「ブチキレ長髪メガネ男」といった過激な人物紹介文が、振り切った作品世界への期待を抱かせるものになっている。

 トム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、シエナ・ミラー、ルーク・エバンスが共演した「ハイ・ライズ」などで手腕を発揮したベン・ウィートリー監督は「みんな自分のキャラクターについてすでにたくさんアイデアを持っていたから、ちょっと試してみるなんてことはせずにできるだけ採用したよ。自分のことをとてつもないヒーローだと思っていたのに実際はひどい腰抜けだったり、善人だと思っていたのに姑息でけちなやつだったり……そういったキャラクターを見るのは面白い。狭い空間に集約され人間のあれやこれやがそぎ落とされるために、本性が見えてくるんだ」とキャラクターの誕生秘話を明かしている。

 「フリー・ファイヤー」は、4月29日から全国公開。