相手が「思わずめくりたくなる」プレゼン資料の表紙とは?

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プレゼン資料の作り方がよくわからない、なかなか結果が出せない。そんな悩みはありませんか? これまで1000件超のプレゼン資料に接してきた天野暢子氏の最新刊『見せれば即決!資料作成術』の中から、相手のOKを引き出すプロのテクニックをご紹介します。

表紙にビジュアルを活用して
内容を直感させる

 2枚以上の資料には表紙をつけますが、これは本編ページを汚さないためのカバーではありません。「この資料はあなたに役立つものです」と宣言して、ページをめくってもらうための仕掛けです。

 その提案が通るか拒絶されるかは表紙にかかっています。なぜなら、表紙に目を落とすのはほんの1〜2秒です。その一瞬で相手に興味を持ってもらうためには、「読ませる」のではなく「直感させる」工夫が必要なのです。

 まずタイトルですが、本編が何十ページあっても、それだけで「何がどうなる話なのか」がわかる1行を考えましょう。数字が入っていれば、よりダイレクトに相手に響きます。

 よく見かけるのは「○○の企画書」「△△に関する報告書」といったタイトルですが、企画書、報告書というのは資料の種類のことです。取引先などに渡す場合は「〇〇のご提案」「△△のご報告」のように、内容がわかるタイトルをつけましょう。

 次にビジュアルの活用です。作り始める前に資料全体で使うテーマカラーを決めますが、そのテーマカラーを本編だけでなく表紙から使っていきます。

 さらに、テーマに沿った写真やイラストなども入れます。介護のテーマなら「高齢者とスタッフの談笑」、システムのプレゼンなら「システム画面のスクリーンショット」などを見せて、内容も直感してもらうのです。

 意外と忘れがちなのが差出人名です。社外なら社名、社内でも部署名と氏名を明記しておかなければ、OKを出したい時に誰に伝えればいいかわかりません。社名・氏名とともにロゴも出しておくことで、社名をさらに刷り込むことができます。

 提出日も「いつの時点の話か」が採否の決め手になることも多いので入れます。その時、官公庁は西暦ではなく「和暦」と「年度」が使われているので、細部までの気くばりが必要です。

ビフォー・アフター!
めくりたくなる表紙はここが違う

(毎週火曜日・金曜日に公開予定。)