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 東京海上日動火災保険が昨年に引き続いて1位となった。文系女子の採用実績が多く、女性の活躍推進にも定評があるため毎年上位にランクインしているが、200人を超える女性管理職の登用実績や業界初の女性常務執行役員誕生など、女性の人材活用を進めていることも人気の理由だろう。

 4ポイントの僅差で2位となった三井物産は、「MITSUI & CO. Active Talk Lounge 女性社員と話す会」を複数回開催しているほか、業務職対象のセミナーも開催している。このような学生目線に立ったきめ細かい対応が人気を集めた理由であろう。

 また、伊藤忠商事(3位)、三菱商事(4位)、住友商事(6位)とトップ10にランクインした各総合商社も女性向けのセミナーを開催し、女性の先輩社員から直接話が聞ける場を提供している。

 一方、大手金融機関は、女性向けセミナーやウェブコンテンツを通してワーク・ライフ・バランスやダイバーシティーマネジメント、女性社員のキャリア、女性が長く働ける環境などをテーマに具体的に職場環境をイメージできる情報提供を行っている。5位にランクインした三菱東京UFJ銀行は、3月から「ワークショップ型業務体感セミナー」を全国で開催。「法人業務」や「リテール業務」「窓口業務」「外国為替業務」など銀行業務をグループワーク形式で体験できる機会を提供し、「ワークを通じて業務内容がよく分かった」といった感想が聞かれた。

 また、10位にランクインした大和証券グループは、専務執行役を筆頭にグループ全体で7人の女性役員が活躍しており、キャリア志向の強い女子学生から人気を集めたと思われる。

 ここまでのランキングを見てみると文理、男女間で志望企業に大きな差がなくなってきているといえる。

 従来文系女子学生の憧れの的として、高い人気を誇っていた航空・旅行業界は、日本航空(JAL)(12位→8位)、全日本空輸(ANA)(13位→9位)と順位を上げ、べスト10に返り咲いている。