Windows 7や8.1を使うユーザーを何としてでもWindows 10に乗り換えさせたいMicrosoftは、「最新のCPUを搭載するPCではWindows 7/8.1のWindows Updateを停止する」という強硬手段に出ました。この方針に反旗を翻した有志が、Windows Updateを止められたPCでも自動更新が可能なパッチを作成し、公開しています。

GitHub - zeffy/kb4012218-19: Research paper and patches for Windows updates KB4012218, KB4012219 and others (too long to list here)

https://github.com/zeffy/kb4012218-19

User-Made Patch Lets Owners of Next-Gen CPUs Install Updates on Windows 7 & 8.1

https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/user-made-patch-lets-owners-of-next-gen-cpus-install-updates-on-windows-7-andamp-8-1/

「Intel Kaby Lake」や「AMD Ryzen」など現行CPUを搭載するWindows 7/8/8.1マシンでの更新プログラム提供の廃止については、以下の記事を見ればわかります。

MicrosoftはWindows 10しかIntel第7世代「Kaby Lake」やAMD「Ryzen」をサポートしない方針を明らかに - GIGAZINE



2017年3月のWindows Updateで配信された「KB4012218」によって、最新CPU搭載PCでのWindows 7/8.1の更新プログラムのサポートが打ち切られました。しかし、Windows 7ユーザーを中心にWindows 10へのアップグレードを望まないユーザーの中では、「これでは最新のPCを新調することができない」と反発の声が強く、対策パッチの作成が始まりました。

有志の1人であるZeffy氏は、KB4012218をリバースエンジニアリングしたところ、KB4012218を通じて提供された2017年3月版のwuaueng.dllの中に「IsCPUSupported(void)」と「IsDeviceServiceable(void)」という2つの新規機能を発見しました。Zeffy氏によると2つの追加機能によってWindows Updateを受けるPCのCPUをチェックしており、これらの関数を「1」に書き換えることで、マシンのCPU情報を「supported CPU」と変更して、CPU検閲による更新プログラム配布のブロックを回避するとのこと。

Zeffy氏は、「公開した解決策の唯一にして最大の欠点は、wuaueng.dllの内容が更新される度に新しいパッチを適用する必要があることです」と述べており、Microsoftとのいたちごっこの可能性を示唆しています。Zeffy氏は、今回公開したパッチを当てる場合には、念のために元のwuaueng.dllのコピーを保存した上で、システムの復元ポイントを作成してから実行することを推奨しています。

Windows 7/8.1でWindows Updateの更新プログラムを受けるためのパッチは、以下のGitHubページで公開されています。

GitHub - zeffy/kb4012218-19: Research paper and patches for Windows updates KB4012218, KB4012219 and others (too long to list here)

https://github.com/zeffy/kb4012218-19