18日、コミュニティーサイトを通じてママ友や子どもの友達を探す韓国人の母親が増えているという。有益な情報を得たり、気の合うママ友を見つける一方で、リアルな人間関係に悩む人もいるようだ。写真はソウル郊外。

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2017年4月18日、コミュニティーサイトでママ友探しに苦慮する韓国のママたちの声を、韓国・アジア経済が伝えた。

韓国では最近、幼い子どもを持つ母親がコミュニティーサイトの書き込みをきっかけに、SNSで連絡を取り実際に会う「合コン」ならぬ「ママコン」が流行している。スマートフォンやインターネットを使い慣れた若い母親が増えたことがその理由で、韓国を代表するポータルサイト、NAVERでは既に2万4000以上の「ママカフェ」が開設されているという。

最近、首都ソウルから近郊の街に引っ越した主婦のイさん(32)も、新しく住む街の情報集めと、自分と子どもの友達探しのため、地域のママたちが作ったママカフェに参加した。しかし「◯◯年生まれ集合!」のページを見ても、なかなか気の合うママ友を見つけることができない。仲良くなるに当たって、相手から年齢や性別、住んでいる地域や夫の職業まで細かい条件を提示されたからだ。また実際に会ってはみたものの性格が合わないママ友も。「でも同じ街に住んでいるから一度会ったら避けるのも気まずい」とイさん。「いろいろな条件からママ友を選ばなければならない、学生時代の合コンと同じで難しいものですね」と話す。

一方、「ママカフェはなくてはならない存在」と語るのは、ソウル市内に暮らすチェさん(34)。縁のない土地に越してきて、保育園や幼稚園の情報、バーゲン情報など役立つ情報をママカフェを通して入手できたという。しかしそんなママカフェ・ヘビーユーザーのチェさんにとってもママコンは難しいようだ。「オンラインの情報交換だけの付き合いと実際に会うことは違う。子どもの人間関係もあるから神経質になりやすい」とチェさん。周りには「SNSで相手の『スペック』を確認してからでないと会わない」人もいたそうだ。

このように子どもが幼いうちからスペックで区切られた人間関係を作ることは望ましくない、という指摘もある。ソウル教育大のクァク・ノウィ教授は「これまでも似たような環境の、同年齢の集団で子どもの人間関係は形成されてきたが、ここまでスペックにこだわり型にはまった人間関係をつくろうとすることは、教育の多様性から考えるともったいないこと」と指摘した。

この記事には、実際に子育て中の母親とみられるネットユーザーからの声が多数寄せられているが、ネットの意見では、「心も性格も合わず、ストレスになるのが分かっていてなんで会うのかな?」「別にママカフェやママコンじゃなくても、公園や幼稚園に行けば仲良くなれるのにね」「(ママコンなんて)つまらない。それよりも子どもに本を読んであげたり、いろいろ体験させてあげたらいいのに」とママコン反対派が優勢のようだ。

そして「私の近所でもママ友同士のいじめがあったり、逆にママカフェだけが人間関係のすべてと言ったりする人もいる。もう少し適当にやろうよ」「子どもの人間関係に親が出しゃばり過ぎ。少し離れてみたらいいのに」と提案するコメントもある。

また「これぞヘル朝鮮(地獄のような韓国)マインド!」と厳しく批判する声、「結局自分の家族、夫、子どもと過ごすのが一番」「だから女性のお一人さまが増えたのか」など感慨深げなコメントもあった。(翻訳・編集/木暮)