クレジットカードのMasterCardが、指紋認証センサーを搭載したカードを開発、年内には世界展開を計画していることがわかりました。

2017年内に世界展開目指す

iPhone7では、Touch IDの指紋認証を使って、Apple Payで決済することができます。ところがMasterCardが、指紋認証センサーを内蔵したクレジットカードを開発、南アフリカで現在テスト中であることが判明しました。
 
2017年末までには、世界各国での導入を目指しているとのことです。ただし消費者が実際に使用できるようになるには、利用している金融機関がMasterCardの試みに同意している必要があります。

見た目は普通のクレジットカードと変わらず

指紋認証センサー搭載カードは、見た目も厚みも普通のクレジットカードとまったく変わりません。唯一異なるのは、右上部に親指の爪ほどのサイズの、小さな四角形のセンサーを搭載している点です。
 
ユーザーはEMVチップ(Europay、MasterCard、Visaが策定したICチップの統一規格)に最高2つまでの指紋を登録すれば、利用可能となります。店舗側も新たにターミナルを導入する必要はなく、従来のもので対応できます。ただし磁気テープ読み取りオンリーの機械では読み取れません。

安全性も向上


 
買い物の際は、EMVチップがあるほうをターミナルに差し込み(現在のEMVチップ搭載クレジットカードと同様に)、指紋認証センサーに登録した指をのせれば、決済完了です。署名は不要です。また指紋認証というプロセスを経る分、安全性が向上します。
 
米メディアEngadgetの記者、チャーリン・ロウ氏がデモで他の人のカードで認証されるかどうか試したところ、見事に却下されました。認証速度も一瞬だった、とロウ氏は報告しています。
 
Appleが今秋発売見込みの「iPhone8」では、指紋認証ではなく顔認証のみになるとの噂もあります。今後はすべての決済において、指紋や顔、虹彩といった生体認証が当たり前になるかも知れません。
 

南アフリカで実験中の指紋認証センサー内蔵MasterCard

 
 
Source:Engadget,MasterCard
Photo:Engadget
(lunatic)