ヒミツの日記を公開してくれたユウティン(撮影:福田文平)

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<フジサンケイレディスクラシック 事前情報◇20日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367ヤード・パー72)>
昨年のファイナルQTで16位に入り、今季から日本ツアーに参戦しているセキ・ユウティン(中国)。その愛らしいルックスから早くも日本のファンを増やしているが、そんなユウティンには寝る前に必ずする、ある決めごとがあるという。

それはゴルフの日記をつけること。会社で管理部門を担っていた父親から「しっかりと計画を立ててやった方が良い」と勧められてつけ始めたゴルフノートは、4年で分厚い手帳が4冊にもなった。
「あんまり見せたくないんですが…」と照れ臭そうに開いてくれたノートには、その日のプレー内容に加えて、スイングやプレーで気になったことなどの振り返り。そして翌日のスケジュールが“●時 起床”、“●時〇分 朝食”といった具合に分刻みで記載されている。また、月曜日などの休みの日には、先週1週間の振り返りがびっちりと書かれていた。
「つけ始めてからはその前よりもしっかり自分を振り返られるようになりました。加えて、次の日にすることがはっきりしているので、目的を持ってできるようになっています」とユウティン。「日本に来てから書く内容が増えました。例えば先週のような、生えそろっていないラフは、中国のコースにはないのでどうやって打ったら良いかとか書き留めておいたり。あとはコーチが毎週来られるわけじゃないのでコーチから言われたことを読み返したり、次に会ったときに聞けるように課題をまとめておいたりしています」。
ノートの甲斐もあり、ここまでの1か月半には「まずまずです」と及第点。「まだまだ違う環境に戸惑うところもありますが、徐々に慣れてきています。今週は中国のコースにはない高麗芝のグリーンです。これも挑戦だと思って頑張っていきたい」。中国から来た19歳は、1日でも早く日本に対応するべく日夜励んでいる。

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